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秋下 雅弘

記事数:6

東京大学医学部附属病院 老年病科 教授

東京大学医学部附属病院 老年病科 教授

「秋下 雅弘」の記事一覧

6件/6件

高齢者の薬物療法を安全に行うための3つのポイント

高齢者の薬物療法を安全に行うための3つのポイントについて解説します。 ポイント1 薬は5種類まで 高齢者は複数の疾患を抱えているため、薬の数は増加してしまいます(多剤併用)。 多剤併用の問題点として ● 飲み忘れ・飲み間違い ● 処方

2014/11/20

本当に怖い!「処方カスケード」とは?

処方カスケードについて、事例を用いて解説します。 処方カスケードとは、「薬の副作用を新たな疾患と勘違いして、さらに薬を処方してしまうことが繰り返されて、最終的に重篤な状態に陥ってしまうこと」をいいます。 ここで、処方カスケードの具体的な事例を見てみまし

2014/11/19

高齢者の服薬に起因する3つのリスク

▼関連記事 せん妄とは? せん妄の症状と看護 量・数・種類から見る、高齢者の薬物治療  高齢者の薬物治療においては、薬物の「量」「数」「種類」のさじ加減が重要です。 量  量については、加齢による薬物動態の変化により、若年成人の通常投

2014/11/18

たくさん病気をもっている高齢者は何科を受診すればよい?

高齢者に必要な「老年科」「高齢診療科」について解説します。 日本の医療は、小児科を除いて、若年成人を対象に 臓器別 疾患別 に診療科が分かれています。 そのため、多臓器に障害を持った高齢者が治療を受けようとすると、臓器ごとに診

2014/11/16

高齢者の薬物動態|薬に影響する加齢の3つの変化

加齢によって変化する薬に関わる3つの機能について解説します。 1 薬物動態の変化 薬物動態とは、吸収された薬物が血液循環にのって、目的の臓器や部位に分布され、一定期間作用して肝臓で代謝され、尿中に排泄されることをいいます。 薬物動態の各プロセス(

2014/11/15

高齢者に薬物有害作用が起こりやすい理由とは?

高齢者に起きる薬物有害作用について解説します。 高齢者に薬物有害作用が起きる理由 薬物療法は、主に若年成人の臨床試験結果をもとに実施されているため、高齢者には薬物有害作用が出現しやすくなります。 具体的には以下の理由が挙げられます。 疾患上

2014/11/13