1. トップ
  2. 看護記事
  3. 医療・看護技術から探す
  4. 薬理学・薬剤
  5. 高齢者の服薬に起因する3つのリスク

【連載】高齢者とくすり

高齢者の服薬に起因する3つのリスク

  • 公開日: 2014/11/18

▼関連記事
せん妄とは? せん妄の症状と看護


量・数・種類から見る、高齢者の薬物治療

 高齢者の薬物治療においては、薬物の「量」「数」「種類」のさじ加減が重要です。

 量については、加齢による薬物動態の変化により、若年成人の通常投与量であっても、過剰投与と判断されるケースがあります。これは、

 1. 代謝遅延による薬物の血中濃度の増大
 2. 腎機能の低下による半減期の延長

 などによって起こります。

 数については、6剤以上の服用で有害事象のリスクが高まるという結果が出ています。

薬物有害事象の頻度

 このように複数の薬物を併用して服用することを「ポリファーマシー(多剤併用)」と言います。

 多剤併用のいちばんの問題は、薬物相互作用です。実は薬物相互作用について調べられているのは2種類程度までで、3種類以上の相互作用についての研究や調査はほとんどありません。現在、高齢者の服薬数の平均は6~7剤なので、有害事象が起こりやすい状態と言えます。

種類

 種類については、薬剤起因性老年症候群に注意が必要です。
ふらつきや転倒、抑うつ、記憶障害、せん妄などがみられた場合は、どんな薬物を使用しているかをチェックしましょう。

高齢者の服薬に起因する3つのリスク

 高齢者の服薬に起因する3つのリスクについて解説します。

>> 続きを読む

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

老年看護|高齢者の特徴、アセスメントとケア、看護計画

老年看護とは  老年看護とは、高齢者とその家族がこれまでの人生で培ってきた経験や考え方、人とのつながりを尊重し、その人らしく生活するための手段や方法を共に考え支援するものです。  加齢や身体機能の低下に伴いできることが限られたり、大切な存在との別離を経験したりしますが、「

2022/8/10

アクセスランキング

1位

サチュレーション(SpO2)とは? 基準値・意味は?低下

*2019年3月11日改訂 *2017年7月18日改訂 *2021年8月9日改訂 発熱、喘息、肺炎……etc.多くの患者さんが装着しているパルスオキシメータ。 その測定値である...

249818
2位

簡単! 楽ちん! 点滴の滴下数計算 2つの方法

皆さんご存知の通り、点滴指示書には様々な書き方があります。 よくあるパターン ●流速が書かれている (例)「○○輸液500ml 60ml/h」 ●1日の総量が書かれている (例)...

251296
3位

心電図でみる心室期外収縮(PVC・VPC)の波形・特徴と

心室期外収縮(PVC・VPC)の心電図の特徴と主な症状・治療などについて解説します。 この記事では、解説の際PVCで統一いたします。 【関連記事】 * 心電図で使う略語・...

250751
4位

【血液ガス】血液ガス分析とは?基準値や読み方について

血液ガス分析とは?血液ガスの主な基準値 血液ガス分析とは、血中に溶けている気体(酸素や二酸化炭素など)の量を調べる検査です。主に、PaO2、SaO2、PaCO2、HCO3-、pH, ...

249974
5位

第2回 小児のバイタルサイン測定|意義・目的、測定方法、

バイタルサイン測定の意義  小児は成人と比べて生理機能が未熟で、外界からの刺激を受けやすく、バイタルサインは変動しやすい状態にあります。また、年齢が低いほど自分の症状や苦痛をうまく表現できません。そ...

309636
6位

吸引(口腔・鼻腔)の看護|気管吸引の目的、手順・方法、コ

*2022年6月7日改訂 *2020年3月23日改訂 *2017年8月15日改訂 *2016年11月18日改訂 ▼関連記事 気管切開とは? 気管切開の看護 吸引とは...

250001
7位

看護問題リスト・看護計画の書き方|看護記録書き方のポイン

ここでは一般的な看護記録を解説しています。また、看護診断名にNANDA-I看護診断を使用しています。実際の記録は院内の記録規定に従いましょう。 【関連記事】 *看護計画の「観察項目...

249544
8位

術前・術後の看護(検査・リハビリテーション・合併症予防な

患者さんが問題なく手術を受け、スムーズに回復していくためには、周手術期をトラブルなく過ごせるよう介入しなければなりません。 術前の検査  術前は、手術のための検査と、手術を受ける準備を...

249741
9位

心不全の看護|原因、種類、診断、治療

*2020年4月30日改訂 心不全とは  生活習慣病やさまざまな基礎疾患、加齢などが原因となり、心機能、特に多いのは左心室のポンプ機能が低下することで起こります。心臓のポンプ機能の代償...

249812
10位

転倒転落リスクに対する看護計画|高齢で転倒の恐れがある患

高齢の転倒転落リスクに関する看護計画 加齢に伴い筋力や平衡感覚などの身体機能が低下することに加えて、疾患やそれに対する治療、使用する薬剤の副作用、入院環境などさまざまな要因で転倒や転落しやすくな...

313501