「厚生行政ニュース」の記事一覧
15件/7681件
[医療提供体制] 医学部臨時定員、26年度以降の対応で検討開始
「医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」が29日、初会合を開いた。短期的な課題として、2026年度の医学部臨時定員の総数などについて今後話し合い、春ごろに結論を出した後、各大学へ通知する。 一方、長期的な課題として27年度以降の定員増員のペースの見直しや全国の臨時
[診療報酬] 2024年度診療報酬改定(5) 看護必要度見直しで7対1病院は最大2割減、高齢者救急対応には「新病棟」
※本記事は、個別改定項目案(短冊)の公表前時点で執筆しております。これまでの議論の流れの整理にご活用ください2024年度診療報酬改定の改定率は本体+0.88%に決まったが、その大部分は医療従事者の賃上げなどに使途が限定される。実質の上積み分は+0.18%と少なく、「メリハリ」が求
[診療報酬] 報酬改定で入院基本料引き上げへ、見直しの方向性示す 厚労省
厚生労働省は、2024年度の診療報酬改定で入院基本料を引き上げる。40歳未満の勤務医や事務職員などの賃上げにつなげることが目的。医療従事者の処遇改善や日常的な感染防止対策の原資に充てるため、初診料や再診料も引き上げる。26日の中央社会保険医療協議会・総会で、こうした見直しの方向
[診療報酬] 地域包括医療病棟入院料新設へ、高齢者救急に対応 中医協総会
厚生労働省は26日、2024年度の診療報酬改定で行う「個別改定項目」の案(短冊)を中央社会保険医療協議会・総会に示した。高齢な救急患者の受け皿として「地域包括医療病棟入院料」を新設する。この入院料を届け出る病棟では、看護配置「10対1」以上の体制を整備してリハビリテーションや栄
[診療報酬] 特定疾患療養管理料、糖尿病や高血圧などを除外へ 厚労省
厚生労働省は2024年度の診療報酬改定で、プライマリケアの機能を担う地域の「かかりつけ医」の計画的な管理を評価する特定疾患療養管理料について対象疾患から糖尿病や脂質異常症、高血圧を除外する。処方料や処方箋料の特定疾患処方管理加算についても同様の対応を行う。 24年度の政府予算を
[診療報酬] 療養病棟入院基本料の病棟で介護福祉士の配置を評価へ 厚労省
厚生労働省が26日、中央社会保険医療協議会に示した診療報酬の個別改定項目案(短冊)では、療養病棟入院基本料の病棟で介護福祉士の配置を2024年度に評価する方針を盛り込んだ。主に患者のケアを担う看護補助者として、看護補助体制充実加算1の評価対象にする。 また、新設する「地域包括医
[医療提供体制] オン資で「有効終了日」空欄、保険証提示要請は不要
厚生労働省は23日、オンライン資格確認について資格が有効であり「有効終了日」欄が空欄で表示されても医療機関などは健康保険証の提示を患者に求める必要はないとする見解を事務連絡で示した。また、オンライン資格確認等システムの表示とレセプトコンピューターの画面表示が異なるといった事象が
[病院] 1日平均外来患者数、前月比2万2,388人増の126万3,389人 病院報告
厚生労働省は19日、2023年10月分の「病院報告(概数)」を公表した。病院の詳細なデータは以下の通り。●平均在院日数▽全病床平均/26.2日(前月比0.3日減)▽一般病床/15.6日(0.3日減)▽療養病床/120.2日(0.2日減)▽精神病床/259.7日(1.1日減)▽結
[予定] 注目される来週の審議会スケジュール 1月29日-2月3日
来週1月29日(月)からの注目される厚生行政関連の審議会は以下の通りです。1月29日(月)13:00-15:00 第1回 医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会15:00-17:00 第2回 医療機能情報提供制度・医療広告等に関する分科会16:00-18:00 薬事
[医療提供体制] 2022年度、2,506医療法人の3割超が赤字 福祉医療機構
福祉医療機構は24日、2,506の医療法人のうち32.5%が2022年度に本業で赤字だったとするレポートを公表した。医療などの本業でどれだけ利益を確保できているかを示す「事業利益率」は1法人当たり0.5%で、21年度(2,669法人)の1.9%から大幅に低下した。一方、人件費や
[健康] 学校健診「原則着衣」と表現は誤解招く 日本医師会
学校での健康診断に関する文部科学省の通知を受けて一部報道で「原則着衣」と表現されていることについて、日本医師会の渡辺弘司常任理事は24日の定例記者会見で、「普通に服を着ていても診てもらえる」などと児童生徒や保護者などに誤解を招きかねないとして通知内容の適切な解釈の必要性を指摘し
[医療提供体制] かかりつけ医機能、地域医療連携「面対応」で 意見相次ぐ
厚生労働省の「かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に関する分科会」が24日に行った構成員のプレゼンでは、全ての「かかりつけ医機能」を医療機関が単独でカバーするのではなく、地域の複数の医療機関が連携で対応する「面対応」を促すべきだという意見が相次いだ。 「かかりつけ医機能」に関
[労働災害] 労働災害による死亡者数は前年比29人減の677人 厚労省
厚生労働省は18日、2024年1月の「労働災害発生状況(速報値)」を公表した。23年1月1日-12月31日までに発生した労働災害の詳細は以下の通り。【死亡災害】●死亡者数:677人(前年同期比29人減・4.1%減)●事故の型別発生状況▽墜落・転落/182人▽交通事故(道路)/1
[医療機関] 機能評価の認定総数2,016病院、新規9病院 医療機能評価機構
日本医療機能評価機構は17日、1月4日付けで行った病院機能評価の認定状況を公表した。今回認定されたのは29病院(新規9病院、更新20病院)。認定総数は、前回から7病院増加し2,016病院となった。 継続認定回数1回の新規認定病院として、▽医療法人社団 翔嶺館 札幌優翔館病院(北
[医療提供体制] かかりつけ医機能支援病院、中小病院の役割が重要 全日病
病院や診療所による「かかりつけ医機能」の発揮を促す仕組み作りを議論する、厚生労働省の「かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に関する分科会」は24日、「かかりつけ医機能」に関する実態を把握するため2回目のプレゼンを行い、織田正道構成員(全日本病院協会副会長)など6人が発表した。