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伊藤哲

記事数:12

医療法人大雄会 放射線科専門医

医療法人大雄会 放射線科専門医

「伊藤哲」の記事一覧

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第12回 海外支援活動の経験

前回から引き続いて、今回も途上国での画像診断と医療支援のお話をさせていただきます。 必要なものは装置だけではない-発展途上国での現状- 言葉では知っているつもりでも、実際には経験してみないとなかなかわからないということは数多くあります。この国への寄贈の

2015/11/11

第11回 超音波検査とわずかにIVR ~発展途上国での画像診断

今回は超音波検査について記させていただこうと思います。そしてそれとともに、発展途上国ではどのような画像診断が行われているのか、少し書かせていただこうと思っています。 超音波検査装置のメリット 超音波検査装置は、非常に身近で、ありとあらゆると言ってよいくらい、様

2015/11/10

第10回 MRIの進歩~より早く、より細かく

MRIの進歩 MRIの信号は多種の情報を含んでいると前回解説しました。そのことは裏を返せば、MRIの信号は非常に複雑で、時に紛らわしい画像も得られる、ということです。これらは一般にアーチファクト(虚像)と呼ばれ、MRIだけでなく、ほかの画像でも見ることがありますが、

2015/11/9

第9回 MRI の特徴とMRI で得られる特殊な情報

MRIの利点 前回に引きつづいて、今回もMRIについてのお話です。MRIにはいくつか、非常に大きな利点があり、それらのいくつかが、臨床的な使用に際して大きな意味を持ってると思われます。この利点を理解することで、どの様な時にMRIが選択されるのか推測いただけるのではな

2015/11/8

第8回 MRI検査 基本的な事柄

MRI(核磁気共鳴装置)の注意点 今回はMRI(核磁気共鳴装置)について説明させていただこうと思います。皆さんにはMRIといった方が通りがよくて、核磁気共鳴装置、なんだそりゃ?といった感じかもしれませんね。 この装置はX線CTのように体の内部を画像化して見るこ

2015/11/7

第7回 CT検査の応用範囲の拡大と問題点

血管造影検査 今回ももう少しCT検査について記載させていただきます。 CTの進歩は、”より細かく、より早く”という方向であったと以前記しましたが、患者さまにとってみると、このほかに、”より侵襲が少なく、より簡便に”ということも、検査の進歩の方向性として重要であると思

2015/11/6

第6回 造影CTを用いた病変の精査

造影されるものとされないもの 今回も前回に引き続きCT検査について述べたいと思います。単純CTと造影CT、皆さんは患者さまに造影剤を使うときには同意書を作成すると思います。その時に、”造影剤を使って詳しく調べます”であるとか、”病変を詳しく調べるためには、造影剤を使

2015/11/5

第5回 CTscan~断面を見るということと最近の進歩

CT scanとは 画像診断装置は、それぞれ日々進歩を続けていますが、CTはその中でもその進み方が顕著でわかりやすい装置の一つではないかと思われます。今回から数回は、CT scan について解説したいと思います。 用語としては、今日ではCTと言えばX-線CTを

2015/11/4

第4回 核医学検査

核医学検査とは 核医学検査は、画像診断法の中でも、特異な地位を有しています。今回は核医学検査についてお話します。 前回造影剤についての解説をしました。造影剤は、その分布を経時的に評価することで血流に関する情報と、機能についての情報も得ることができます。

2015/11/3

第3回 造影剤の使用

造影剤の使用の目的 造影剤は、当然ですが、見えないものを見えるようにするために使います。そして重要なことは、もともとある画像情報に加えて、新たな情報を付加することが出来る、ということです。 造影剤を体内にいれると、造影剤が到達した部分は、画像上に何らかの変化が

2015/11/2

第2回 看護に役立つ単純X線撮影を学ぶ

単純X線撮影とは 今回は単純X線撮影の話です。単純X線撮影は、体の中をX線を通過させてその影を撮る という、最もシンプルな方法です。装置そのものが単純なので、専用の撮影室での撮像以外にも、専用の撮像装置をベッドサイドまで運んで撮像することも可能です。 通常は一

2015/11/1

第1回 画像診断の基本と注意点

画像診断とは 皆さんは「画像診断」あるいは「画像診断法」という言葉から何を想像するでしょうか。単純x線撮影、超音波、CT、あるいはMRIなどでしょうか。今日これらの画像は、医療現場のみならず、テレビドラマでも、頻繁に目にするようになっています。 このことは、画

2015/10/31