鈴木宏昌
記事数:4
帝京平成大学 健康メディカル学部 医療科学科教授
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帝京平成大学 健康メディカル学部 医療科学科教授
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Q. 腸管を利用する意義はどこにあるの? A. 小腸粘膜の萎縮を防ぎ、感染性合併症による侵襲を減らすことで、重症度を高めない良好な長期予後の獲得が期待できます。 腸管の飢餓状態で引き起こされるBTを防ぐ 小腸の絨毛は最も細胞分裂の活発な組織
Q. 重症患者の腸管はどうなっているの? A. 腸管の血流は低下し、蠕動運動も抑制されますが、消化吸収機能は維持されています。 血流と運動の低下が顕著に 侵襲時は、Q1の神経―内分泌反応によりカテコラミンが大量に放出されます。特に、出血性ショッ
Q. 重症患者のエネルギー消費量はどのくらい増加するの? A. 侵襲によりREEの増加量も持続期間も異なりますが、低~中等度のストレスでは20~25kcal/kg/day程度と評価できます。 侵襲の程度に応じてREEを推定する 多岐な要因が
「重症患者の栄養管理」をどう考えればよいのか 「重症患者の栄養管理」を考えることは、災害時の支援体制を考えることに似ています。災害には自然災害もあれば、テロ・内戦などの人為的な災害もあります。また、市町村レベルの災害もあれば、国家存亡の危機に直面する大規模災害もあり