「呼吸器の解剖・生理」の記事一覧
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アシドーシスとアシデーミアの違いとは?
「アシドーシス」と「アシデーミア」の違いはなんですか? A.: 酸に傾く病態であるかと、血液が酸性であるかの違いです 「アシドーシス」は聞き慣れていても、「アシデーミア」という言葉を普段使うことはほとんどないのではないでしょうか。「アシデーミア」というのは、
【呼吸生理学2】ガス交換のできない肺胞があるとどうなる?
ガス交換のできない肺胞が低酸素を招く 酸素が届かない肺胞があると全体の酸素分圧にも影響する 一部の気管支に喀痰が詰まったり、細気管支や肺胞に分泌物や喀痰が貯まって閉塞が起こると、その部分の肺胞には吸気が届かないので酸素がない状態になります。 酸素があ
【呼吸生理学1】肺胞での酸素と二酸化炭素の受け渡しのメカニズム
ここでは、酸素療法のアセスメントに必要な呼吸生理学について解説していきます。今回は、肺胞気と肺胞毛細血管の間のガス交換について取り上げます。 呼吸のキホン 吸気は上気道(鼻から咽頭)を通りぬけると声門を過ぎて下気道(気管)に入ります。気管を下って気
【呼吸・循環編】新人看護師オススメ記事
今回は、多くの人が苦手意識を持ちやすい呼吸・循環関連のオススメ記事を紹介します。最初に、わかりやすく学んで、苦手意識が芽生えないようにしましょう。 新人研修が始まって約1カ月が経つわね。 そうですね。私はこのころにはもうなにがなんだか……。
心機能と呼吸機能はどのように影響し合うの?
心機能と呼吸機能は影響し合い、片方が悪くなるともう片方も悪くなります。 具体的にどのように影響し合うのか解説します。 ▼心不全の看護について、まとめて読むならコチラ 心不全の看護|原因、種類、診断、治療 心機能が悪化すると呼吸機能にどのよう
第4回 酸素投与と呼吸生理
▼酸素療法についてまとめて読むならコチラ 酸素療法とは?種類・目的・適応・看護 前回に続いて、呼吸生理を理解するのに欠かせない気体の「量(個数)」・「濃さ」・「体積」について解説していきます。 気体の「量」・「濃さ」・「体積」 気体の
第3回 低流量酸素投与システムと高流量酸素投与システムの違いとは?
「酸素素は5L、マスクで流して」「吸入酸素濃度は50%」「血液ガスの酸素分圧100mmHg」--。 酸素という同じ気体を表すのに、「L」「%」「mmHg」といった、さまざまな単位が用いられます。日常業務で医師の指示に従うだけなら、単位なんてオマケみたいなものかもしれ
ガス交換(外呼吸と内呼吸)のメカニズム
まず、呼吸ケアの基本中の基本である、呼吸とガス交換のメカニズムをおさらいしましょう。呼吸がどのようなもので、それによって体の中でどのようなことが起こっているのかを、ここでしっかり理解しておけば、血液ガスデータの意味や病態生理を正しく把握することができます。 ガス交換
呼吸器の構造と役割
まず、呼吸ケアの基本中の基本である、呼吸とガス交換のメカニズムをおさらいしましょう。呼吸がどのようなもので、それによって体の中でどのようなことが起こっているのかを、ここでしっかり理解しておけば、血液ガスデータの意味や病態生理を正しく把握することができます。 気管・気