達人のコツとワザ
記事数:8
"連載「達人のコツとワザ」の記事一覧です"
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DVTとは DVT(deep vein thrombosis)とは深部静脈血栓症のことで、皮膚を見たときに浮き出ている表面の静脈ではなく、身体の深いところにある静脈に血の塊ができ、栓をして流れを止めてしまう疾患です。足の静脈にできることが多く、血栓が血流に乗って肺動脈
保湿剤の使い分け 保湿剤は成分によって、大きくモイスチャライザー(水結合性)とエモリエント(脂性)に分類されます。 モイスチャライザーは、皮膚の角質層に浸透して水分を保持し、エモリエントは、皮膚の表面に油膜を形成して、角質中の水分を維持する作用がありま
洗浄では泡が重要! 洗浄剤の主な成分は、界面活性剤という物質です。界面活性剤の分子は、親水基と疎水基からなっています(図左)。洗浄剤は一定以上の濃度で使用することにより、界面活性剤分子の集合体であるミセルを形成します。ミセルは汚れを吸着し、内側に取り込む作
ここで解説する内容はすべて一般的な手術を受ける場合の術前の抗菌薬投与の話です。手術とは関係なく、術前から治療として抗菌薬投与が必要な疾患をもっている場合などでは、その疾患の治療も必要となりますので医師の指示を確認しましょう。 無菌操作であれば菌はゼロ?
術後酸素吸入の指示が出ているが、患者さんが「マスクをつけるとよけい気持ちが悪くなる」と言って酸素吸入を拒否されて困ったという経験はありませんか。 こういう状況のときにはどうすればいいのかを考えていきます。 麻酔覚醒後の悪心や嘔吐は比較的よく見かける症状です。そ
COPDの既往があり、風邪やインフルエンザなどで急性増悪を起こし、呼吸困難となった患者さんは、風邪やインフルエンザの症状が治まっても、また呼吸困難になることを恐れて、リハビリに消極的になってしまうことがあります。 今回は、そんな患者さんにどう対応したらよいのかを解説
吸引チューブで咽頭や気管の痰を吸引するのは、最終手段です。自力で痰を喀出する介助をしましたか? 自分で咳をしても口の中までしか出せない場合には、まず咳をさせてから、痰を吸引してあげるとよいでしょう。それならばあまり嫌がりません。 低酸素状態の原因の多くは分泌
ちょっとくらいSpO2が下がっても仕方ないと思っていませんか? その方のSpO2の目標はどのくらいですか?目標(医師の指示)よりもSpO2が下がったら、急いで戻すことが大切です。 SpO2が高すぎると問題になる患者さんでも、下がったときの対応は同じです。