1. トップ
  2. 看護記事
  3. 看護クイズ・読み物
  4. リサーチ企画
  5. 第9回 みね子、研修で頭がパンク寸前の巻

【連載】スーパープリセプターSAKURA

第9回 みね子、研修で頭がパンク寸前の巻

  • 公開日: 2013/4/30

ついに病棟デビューを果たしたみね子。同時に新人研修も終盤を迎え、みね子は身体的にも精神的にも疲労のピークを迎えていた。そこにSAKURAが現れて・・・。


桜先輩

どうしたの?お疲れの様子ね。

みね子

仕事が始まって、最初は気が張っていたんですけど、ここのところ、なんだか疲れを感じるようになって・・・。

桜先輩

あら、本当に調子悪そう。いわゆる5月病ってやつかしら?

みね子

現場で仕事を教えてもらって、研修を受けて・・・覚えなきゃいけないことばかりで、もう毎日パニックですよ。

桜先輩

そんなに焦らなくても大丈夫よ。

みね子

今のうちに、いろいろなことを全部きちんと覚えないと!現場で大変なことになるのはイヤなんです。

桜先輩

えらいわ。新人の鏡ね!でもね、先輩の立場からいうと、現場で覚えればいいものもある、という意見もあるわ。

みね子

えっ?そうなんですか?

桜先輩

そうね、じゃあ”研修できちんと身に付けておいてほしいこと”について先輩たちの声を聞いてみる?

みね子

はい、ぜひ!

続いては、”研修で身に付けておきたいこと”について紹介します。

>> 続きを読む

研修で身に付けておいてほしいこと

桜先輩

私の秘蔵データのグラフを見て。手技的なことより、「感染管理」や「接遇」が上位にきているわ。

データグラフ

みね子

ホントだ!

桜先輩

なぜなのか、コメントをみてみましょうか。まずは「接遇」よ。

  1. ●技術は配属されてからでも鍛えられると思うので。接遇は心構えが必要では?(meguruさん)
  2. ●どんなにすばらしい看護計画を立てても、ケアを提供しても、接遇が伴わなければ、元も子もなくなります。(mmikaさん)
  3. ●接遇を身に付けておくことで、第一印象◎。信頼関係も築きやすい。(しゅんさん)

みね子

なるほど。でも「接遇」って難しそう・・・。

桜先輩

「接遇」っていうと特別な感じがするけれど、基本的には社会人としてのマナーよね。あとは、患者さんを尊重する気持ちが大切よ。

みね子

次の「感染管理」は、そんなに重要なんですか?

桜先輩

院内感染なんて起こそうものなら大変よ!手洗いや清潔操作などは、感染予防のための大切なルールよ。先輩たちのコメントを見て。

  1. ●とりあえず、清潔・不潔の概念を身に付ける事の方が、注射などの手技を身に付けるよりも大切だと思います。(ミホさん)
  2. ●感染や安全面への理解は、自分や患者さんを守るためにも必要です。(しーさん)
  3. ●手洗い、ごみの捨て方は基本。清潔・不潔はしっかり理解をしていないと、患者さんに危害が及びます。(みんみんさん)

みね子

研修でも言われましたが、やっぱり手洗いって、大切なんですね。

桜先輩

そうよ、一般でいわれる「清潔・不潔」の概念とは違うから、注意が必要よ。新人時代に感染予防の正しい手順を身に付けておくことね。

これも知っておいて!

桜先輩

もちろん、ほかの研修はどうでもいいってことではないわよ。次のようなコメントもあったわ。

  1. ●身の回りの世話や介助は経験が大事。今年の一年目は口腔ケアを忘れがちでした。自分が患者さんだったらどうか、患者さんの立場にたってケアができるように、常に患者さんの生活サイクルに必要な介助は身に付けておいてほしいです。(ゆきさん)
  2. ●病棟で輸液ポンプやシリンジポンプなど急にやれと言われてもできなかったので、研修中にしっかりと身に付けておいたほうがいいと思います。(諒さん)
  3. ●医療安全の研修はしっかり受けたいところ。ヒヤリハットの事例を自分に置き換えて考えられるようになれば、実践中も注意を向けることができるから。(ミサキさん)

みね子

結局、全部大切なんじゃ・・・?

桜先輩

あたりまえじゃない。全部大切なの。でもパニックになるくらいなら、新人時代に最低限身に付けておきたいことを優先しなさい、ってことよ。手技は私がみてあげるわよ。

みね子

わわわ、わかりました。研修を頑張ります!(病棟のほかの先輩に教わりたい・・・)。

(ナースリサーチの結果を元にまとめました)

新人の心得

※次回は「みね子、SAKURAの身だしなみにダメ出しする、の巻」をお送りします。

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

記事満足度調査|2019年4月7日〜4月13日

2019年4月7日〜4月13日までに公開した記事について聞きました。 今回の回答者は79人です。 この期間に公開された記事はこちら それぞれの記事について満足度  とても満足、やや満足、やや不満足、不満足、読んでいないの5段階に分けて、それぞれの記事を

2019/10/31

アクセスランキング

1位

サチュレーション(SpO2)とは? 基準値・意味は?低下

*2019年3月11日改訂 *2017年7月18日改訂 *2021年8月9日改訂 発熱、喘息、肺炎……etc.多くの患者さんが装着しているパルスオキシメータ。 その測定値である...

249818
2位

簡単! 楽ちん! 点滴の滴下数計算 2つの方法

皆さんご存知の通り、点滴指示書には様々な書き方があります。 よくあるパターン ●流速が書かれている (例)「○○輸液500ml 60ml/h」 ●1日の総量が書かれている (例)...

251296
3位

看護問題リスト・看護計画の書き方|看護記録書き方のポイン

ここでは一般的な看護記録を解説しています。また、看護診断名にNANDA-I看護診断を使用しています。実際の記録は院内の記録規定に従いましょう。 【関連記事】 *看護計画の「観察項目...

249544
4位

術前・術後の看護(検査・リハビリテーション・合併症予防な

患者さんが問題なく手術を受け、スムーズに回復していくためには、周手術期をトラブルなく過ごせるよう介入しなければなりません。 術前の検査  術前は、手術のための検査と、手術を受ける準備を...

249741
5位

心電図でみる心室期外収縮(PVC・VPC)の波形・特徴と

心室期外収縮(PVC・VPC)の心電図の特徴と主な症状・治療などについて解説します。 この記事では、解説の際PVCで統一いたします。 【関連記事】 * 心電図で使う略語・...

250751
6位

第2回 小児のバイタルサイン測定|意義・目的、測定方法、

バイタルサイン測定の意義  小児は成人と比べて生理機能が未熟で、外界からの刺激を受けやすく、バイタルサインは変動しやすい状態にあります。また、年齢が低いほど自分の症状や苦痛をうまく表現できません。そ...

309636
7位

転倒転落リスクに対する看護計画|高齢で転倒の恐れがある患

高齢の転倒転落リスクに関する看護計画 加齢に伴い筋力や平衡感覚などの身体機能が低下することに加えて、疾患やそれに対する治療、使用する薬剤の副作用、入院環境などさまざまな要因で転倒や転落しやすくな...

313501
8位

【血液ガス】血液ガス分析とは?基準値や読み方について

血液ガス分析とは?血液ガスの主な基準値 血液ガス分析とは、血中に溶けている気体(酸素や二酸化炭素など)の量を調べる検査です。主に、PaO2、SaO2、PaCO2、HCO3-、pH, ...

249974
9位

心不全の看護|原因、種類、診断、治療

*2020年4月30日改訂 心不全とは  生活習慣病やさまざまな基礎疾患、加齢などが原因となり、心機能、特に多いのは左心室のポンプ機能が低下することで起こります。心臓のポンプ機能の代償...

249812
10位

吸引(口腔・鼻腔)の看護|気管吸引の目的、手順・方法、コ

*2022年6月7日改訂 *2020年3月23日改訂 *2017年8月15日改訂 *2016年11月18日改訂 ▼関連記事 気管切開とは? 気管切開の看護 吸引とは...

250001