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第1回 エンゼルケアの新展開
いま、臨床で、死後の全身の変化を見通した適切な逝去時ケアのあり方が整理・工夫され始めています。ご家族がご遺体に触れ合える、そんな状態で見送られるように、看護サイドがご遺体に対してできることは少なくありません。今回は、その新しい動きを紹介します。 トータルケアとしてよ

Step3 【看護研究】あなたの「問い」はどの研究にあてはまる?
前回、「問い」のタイプと研究デザインについて説明しました。では、あなたの「問い」はどのタイプに当てはまるのか、見てみましょう。 【看護研究まとめ記事】 * 看護研究とは?テーマ選びと書き方まとめ(計画書、文献など) どのようなタイプの「問い」なのかを突き詰める

外来での待ち時間への苦情
患者さんからの待ち時間への苦情は、外来をやったことがあれば一度は経験があることではないでしょうか。 どうすることもできない苦情のように思いがちですが、できることはあるはず。今回は、待ち時間への苦情を受けた際の対応法と改善策について解説します。 ▼看護師のコミュニケ

最終回 子どもと患者さんが触れ合える環境をつくる(後編)
前編に続き、これまでの内容を踏まえ、あらためて看護師が期待される役割について考えていきます。 [3]環境をつくること──患者さんと子どもの距離を縮める (1)来院しやすい環境づくり 病院といえば、大人だけでなく子どもも、「怖い」「痛い」などといったマイナスのイメ

Step2 【看護研究】テーマのモトは現場のギモン
看護研究を始めると、最初に当たる関門が「テーマ決め」です。自分が何を疑問に思うのか、何を知りたいのか、これを明確にしておかないと、研究方法も決まりません。今回は現場で感じる疑問を「テーマ」にしていく過程を学びます。 【看護研究まとめ記事】 * 看護研究とは?テーマ

患者様と呼ぶことの違和感
ここ数年で、増えてきた患者さんを「患者様」「○○様」という呼び方。 病院としての方針とはいえ、実際に患者さんと接していると「様」をつけて呼ぶことに違和感がある人もいるのではないでしょうか。 今回は、そんな呼び方に対するお悩みについて答えていきます。 Q. 自分の

Step1【看護研究】「自分が知りたいこと」をとことん大事に
私自身、試行錯誤しながら、臨床看護師への研究指導をしてきました。多くの看護研究のビギナーに指導をしてきた経験から、ビギナーにとっては何がわかりにくく、どんな壁にぶつかるか、そしてそれをどう乗り越えるかのアドバイスができるようになりました。 この連載をとおして、読者のみな

よそよそしい敬語の悩み
▼看護師のコミュニケーションとマナーについて、まとめて読むならコチラ 看護師のコミュニケーションとマナー 「医療サービス」という言葉が当たり前になっている現在、患者さんへの接し方で悩むケースが増えています。 今回は、読者から寄せられた接遇・マナーに関する質問

【めまいの看護】めまいの原因・種類とアセスメントのポイント
めまいを感じた場合、患者さんがよく口にするのが「くらくらする」や「ぐらぐらする」などの訴え。このような抽象的な症状の表現を精査して、どの部分にどのような障害が起こっているのかを推定するのがポイントです。 まずは、これを考えよう! めまいの原因は多岐にわたっ

【腰・背部の痛み】原因とアセスメント・看護のポイント
患者さんからの訴えでよく見られるものの一つが、この腰・背部の痛みです。腰・背部はひと続きの広い範囲なので、痛みがどこにあるのか確定することが大切です。また、腰・背部痛は、生命危機と直結する重篤な疾患に起因していることがあるので注意しましょう。 まずは、これを考え

第17回 子どもと患者さんが触れ合える環境をつくる(前編)
これまで、医師やソーシャルワーカーなど、医療の場で「大切な人を亡くす子ども」にかかわるさまざまな職種の人に、その役割について、事例を交えて説明していただきました。 どの職種からも一様に、「いつも患者さんの側にいて、子どもに接する機会の多い、看護師との協働がとても重要」と

第16回 チャイルドライフスペシャリストの役割(後編)
子どもの感情を表出させるためには、「遊び」は大切な要素です。CLSは、子どもの様子や状況を見ながら「遊び」を提案し、子どもの感情が表出できる環境を整えていきます。もう一つの事例を見てみましょう。 「遊び」の中で子どもは感情を表し、消化していく 子どもにとって「遊び

第15回 チャイルドライフスペシャリストの役割(前編)
病気の子どもたちが治療や入院によって受けるストレスを軽減し、子どもらしい生活が送れるようサポートする専門職種がチャイルドライフスペシャリスト(CLS)です。 日本の医療施設では主に小児科などで、病気の子どもの精神的ケアを行ってきたCLSは、近年ではその専門スキルを生かし

【知覚障害の看護】知覚障害とは?原因と緊急性の判断
刺激をキャッチするのが知覚ですが、刺激を感じるということは、危険を回避する機能が働いているともいえます。 今回はそんな危険から身を守る機能も担っている身体センサーについて考えてみましょう。 まずは、これを考えよう! 知覚障害とは? ■知覚は身体を守るための

第14回 子どもの心に寄り添う心理療法士の役割(後編)
心理療法士が親を亡くす子どもにどうアプローチし、かかわっていくか。後編では、前回の事例で紹介した、がん末期の母親の看取りの場面でのかかわりと、もう一つの事例を紹介します。 子どもの生活感覚を尊重し看取りの時期を過ごす (前回からの事例の続き) 身体的状況が切羽詰