看護・医療の今を知ろう!
記事数:6
"連載「看護・医療の今を知ろう!」の記事一覧です"
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入退院を繰り返しつつ病状が進行する慢性心不全は、これまで重症度や症状によって治療方針が決められるケース がほとんどでした。 しかし現在、専門医の間では「症状が認められない段階から経時的に進行する、より広い概念の病態」という、ステージごとの病態把握と治 療指針が浸透しつつ
さまざまな手段で自殺を図る自殺企図者、そして救命によって生命をとりとめた自殺未遂者。自殺企図者・自殺未 遂者が一向に減少しない現実の中で、その数を減らし、自殺防止にもつながる効果的な対策が急がれています。今回は、救急搬送先である救急医療の現場で始 まった新たな取り組みを探
時代のニーズに対応した、高齢者の診療やケアの充実が求められるなか、最近、「ロコモティブシンドローム」という考え方が登場しています。 移動能力の低下が要介護状態への近道にならないよう、運動器の健康に着目した包括的な概念を指す合言葉として、今後、運動器障害への気づきと理解を
患者さんや、他の医療者との間に起こったトラブルにどう対処したらよいのか、悩んだ経験はありませんか。今回は、医療者と患者さん、医療者同士の信頼関係を修復する方法として臨床現場でも支持されつつある、医療メディエーションについて取り上げます。 対話を促進させる「医療メディ
食物アレルギーの治療の原則は、「正しい診断に基づいた必要最小限の原因食物の除去」1)にあります。しかし最近、原因食物を摂取して積極的に耐性化を誘導する新たなアプローチ法が注目されています。今回は、食物アレルギーの子どもたちの食物除去の解除を目的とする経口免疫(減感作)療法
いま、臨床で、死後の全身の変化を見通した適切な逝去時ケアのあり方が整理・工夫され始めています。ご家族がご遺体に触れ合える、そんな状態で見送られるように、看護サイドがご遺体に対してできることは少なくありません。今回は、その新しい動きを紹介します。 トータルケアとしてよ