治療の継続を安全に支える! 外来がん化学療法の看護
記事数:4
"2016年診療報酬改定でも加算が引き上げられ、その件数が増加している外来がん化学療法。よりいっそう安全で質の高い治療が求められるいま、看護の役割が重要になってきています。そこで、この連載では、外来がん化学療法の基本とポイントを確認し、安全・確実な看護を提供することで、生活しながら治療を続ける患者さんをサポートできるよう考えていきましょう。"
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"2016年診療報酬改定でも加算が引き上げられ、その件数が増加している外来がん化学療法。よりいっそう安全で質の高い治療が求められるいま、看護の役割が重要になってきています。そこで、この連載では、外来がん化学療法の基本とポイントを確認し、安全・確実な看護を提供することで、生活しながら治療を続ける患者さんをサポートできるよう考えていきましょう。"
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外来がん化学療法の場合、患者さんの療養の主体は生活の場です。ですから、副作用へのケアや生活調整などは、患者さん自らが行わなければなりません。入院患者さんとは異なる環境下で治療を継続する患者さんをどのように支えればよいのか、看護師の役割を考えていきましょう。
抗がん薬の曝露は、患者さんだけでなく医療者にとっても大きなリスクです。そのため、運搬・保管から廃棄するまで、抗がん薬を扱うすべての場面で注意が必要です。その業務を担うことの多い看護師は、曝露への対策をきちんと習得し、的確な判断と対処ができるようにしましょう。
抗がん薬の血管外漏出はがん化学療法における大きなトラブルです。場合によっては患者さんの皮膚や組織を傷害するため、その予防や早期発見は大切な看護師の役割です。限られた時間の中で行う外来では特に注意が必要。知識と対応をしっかりと身につけられるようにしましょう。
がん治療において多くの場面でみられる化学療法は、新たな治療薬等が登場するなど目まぐるしく進化しています。安全な治療のためには、その現状と基本、さらに外来での看護を理解しておくことが大切。まずはがん化学療法の基礎的な知識と外来での実践について確認しましょう。