剤型? 症状?意外と知らない外用薬の使い分け
- 公開日: 2014/10/8
軟膏などを用いた外用療法は臨床でよく行われるケアの一つですが、なんとなく・・・の知識で行っている方も多いのではないでしょうか。
今回は外用療法の基本として、「外用薬の種類と使い分けのポイント」を解説します。
おもな剤型とその特徴
1 軟膏
「油脂性(疎水性)軟膏」「乳剤性軟膏(クリーム)」「水溶性軟膏」の3つに大別されます。
油脂性軟膏
◎ 皮膚柔軟作用があり、刺激性が少ない
× べとつく
クリーム
◎ 水で洗い流せる上、べとつきがなく塗りやすい。浸透性が高い
× 浸潤面やびらん面に塗ると刺激感が生じる
水溶性軟膏
◎ 滲出液を吸着する
× 浸透性は低い
軟膏の種類とその特徴
2 ローション
◎ 使用感がよく、のばしやすい。顔や頭髪によく使われる
× アルコールを使用しているため、しみることがある
3 テープ
◎ 密封することによる効果増強が期待できる
× 感染症を起こすことがある
次は、「使い分けのポイント」を紹介します。
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