保湿剤の選択はどうする? 適切な量はどれくらい?
- 公開日: 2019/6/16
保湿剤の使い分け
保湿剤は成分によって、大きくモイスチャライザー(水結合性)とエモリエント(脂性)に分類されます。
モイスチャライザーは、皮膚の角質層に浸透して水分を保持し、エモリエントは、皮膚の表面に油膜を形成して、角質中の水分を維持する作用があります。こうした特性を知って、患者さんの皮膚の状態に合わせて、保湿剤を使い分けるとよいでしょう。
例えば乾燥が強い患者さんに、ワセリンなどのエモリエントの保湿剤を塗っても、もともとの水分が少ないため、乾燥は改善されません。モイスチャライザーの保湿剤で皮膚に水分を浸透させたうえで、エモリエントの保湿剤で水分が蒸発しないようにカバーする使い方が理想的です。
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