[感染症] 高齢者施設の入所者などへの検査「一層の徹底」を要請 厚労省
- 公開日: 2020/11/21
厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部は19日、医療施設、高齢者施設などでクラスターが多数発生しているとして、高齢者施設などの入所者、介護従事者に対する検査の徹底について「一層の取り組みを推進していただきたい」と都道府県などに要請した。さらに、対応を進めるための方針を取りまとめ公表した。公表された方針は、▽高齢者施設等での検査の徹底▽高齢者施設等団体での相談窓口の設置-の2点。 検査の徹底では、入所者、介護従事者などに発熱などの症状が出た場合は「必ず検査を実施すること」としている。また、陽性が判明した場合には、入所者および従事者の全員に対して「原則として検査を実施」を呼びかけている。特に1週間当たりの新規陽性者数が「人口10万人当たり10」を超えている都道府県については「至急取り組むこと」と注意を促している。 相談窓口の設置については、施設から検査実施を都道府県などに求めたが速やかに検査が実施されない場合、高齢者施設等団体に設置する相談窓口に情報提供し、団体から情報提供を受けた同省が「都道府県などに善処を求める」と対応への積極的な姿勢を示している。 同省では「最近の新規感染者数を1週間の移動平均で見ると、2週間で2倍を超える伸びとなっている。冬の到来を前に強い危機感をもって対処していく必要がある」と警鐘を鳴らしている。
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