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第11回 <読み方・対応編⑨>心室細動(VF)
心房細動は第5回目ですでに勉強しました。心房のいろいろな部分が小刻みに震えているのでしたよね。 心室細動も同様で、心室のいろいろな部分が小刻みに震えている状態です。 心房細動の場合、この小刻みに震えた心房でも、そのうちの何回かの電気刺激が刺激伝導系を伝って心室にた
【動画】第6回 呼吸介助手技ーリフティング(重度障害児者のケース)
下部の肋骨の奥に手をかけ、吸気に合わせて肋骨を持ち上げます。持ち上げたときにゆすりましょう。深い呼吸を促すことができます。 リフティングのポイント 1 下部の肋骨の奥に手をかけ、吸気に合わせて肋骨を持ち上げる 2 持ち上げたときにゆする 3 持ち上
第12回 ストーマ装具とは~ストーマ装具の構造と種類
▼ストーマについてまとめて読むならコチラ ストーマとは? ストーマケアについて ストーマ装具とは ストーマ装具は、ストーマに装着する器具をさし、消化器用装具、尿路用装具、小児用装具があります。一般的には、面板とストーマ袋から構成されています。
第22 回3学会合同呼吸療法認定⼠認定講習会及び認定試験のお知らせ
3学会(特定⾮営利活動法⼈ ⽇本胸部外科学会、⼀般社団法⼈ ⽇本呼吸器学会、公益社団法⼈ ⽇本⿇酔科学会)合同呼吸療法認定⼠認定委員会は、学会認定制度による「3学会合同呼吸療法認定⼠」の認定を⾏うため、標記認定講習会および試験を下記の通り実施します。 認定講習会につ
【動画】第5回 呼吸介助手技ーシェイキング(重度障害児者のケース)
シェイキングは、基本手技であるタッチと同じように肺に手を置きます。 呼気のときにゆらします。 残気量を減らしたり、深い呼吸を促す効果があります。 シェイキングのポイント 1 基本手技であるタッチと同じように肺の位置に手を置く 2 呼気時に肋骨をつ
脳血管系の解剖生理をおさらい
ここでは、脳疾患の病態を理解する上で基本となる 神経系(中枢神経系・末梢神経系)、脳血管系、脳脊髄液系の解剖生理に焦点をあてて解説します。 1 神経系のしくみ 1) 中枢神経と末梢神経 神経系は、中枢神経系(脳・脊髄)と末梢神経系(脳・脊髄神
CASE12 神経質で細かい要求が多く、ヘルパーが疲弊してしまったケース【2】
困難事例12 細かく要求の多いBさんとのかかわり 前回までの経緯 60歳男性のBさんは、多発性硬化症で現在ベッド上での寝たきり生活を送っている。 かなり神経質であり、異常なまでのシーツのシワ伸ばしや尿道カテーテルの位置の再確認に、担当のヘルパーたちが疲弊し、
【動画】第4回 呼吸介助手技ータッチ(重度障害児者のケース)
排痰のために換気を介助する手技として、呼吸介助手技があります。 呼吸介助手技の基本はタッチです。タッチのポイントは、相手の呼吸のリズムがわかる程度に触ることです。 タッチのポイント 1 相手の呼吸のリズムがわかる程度に触れる 2 相手の呼吸を感じ、呼吸に合
第10回<読み方・対応編⑧> トルサード・ド・ポアンツ(TdP)
トルサード・ド・ポアンツ。舌がもつれてしまいそうな名称ですよね。 読み方もトルサード・ド・ポアントとかポアンなどいろいろあます。 もともとの意味は、「棘波の捻れ」を意味するフランス語のようです。 私にはポアンと聞こえますが、特徴的な発音なので、だいたいどれでもみ
腹腔穿刺・胸腔穿刺とは?
腹腔穿刺・胸腔穿刺とは 腹腔内に針を刺すことを腹腔穿刺、胸腔内に針を刺すことを胸腔穿刺といいます。穿刺により、以下のことが可能となります。 内容物を採取することで性状の確認や診断をすることができる 内容物を排出することで腹部膨満感や呼吸困難感などの
腹痛を訴える患者さんへの問診・急変対応
患者さんが急に腹痛を訴えだしたとき、どう対応すればよいのかを解説します。 ▼急変対応について、まとめて読むならコチラ 急変時の対応 緊急度・重症度の判断をする 1.第一印象とバイタルサインから判断する 患者さんの様子につい
【病態と原因】腹痛とは? 腹痛の種類、内臓痛・体性痛・関連痛とは?
▼急変対応について、まとめて読むならコチラ 急変時の対応 腹痛とは 腹痛は、急激な痛みを訴えて生命に危険を及ぼすものから、一時的で軽症のもの、反復性や慢性的なものまでさまざまです。腹痛の原因は消化器疾患に限らず、血管系疾患、婦人科疾患、泌
第22回日本小児ストーマ・排泄・創傷管理セミナーのお知らせ
日本小児ストーマ・排泄・創傷管理研究会は新生児期から思春期・若年成人期にいたるストーマ管理のみならず、排尿や排便などの排泄管理、皮膚や創傷管理といった広範囲な領域を対象に症例報告、最新の治療やケア方法、包括的な臨床研究などの発表・討論を通じて、未来あるこどもたちへの医学・
【動画】第3回 側臥位から腹臥位へポジショニング(重度障害児者のケース)
側臥位から腹臥位に体位を変えていきます。側弯の強い人の場合は、突側を下側にして腹臥位になったほうがポジションがとりやすくなります。 側臥位から腹臥位へポジショニングのポイント 1 側弯の強い人たちの場合は、凸側を下側にして腹臥位にしたほうがポジショニングしやす
第9回 <読み方・対応編⑦>心室頻拍(VT)
▼関連記事 不整脈の看護|検査・治療・看護のポイント (1)心電図波形の特徴 第8回目で心室性期外収縮(PVC)を勉強しましたが、このPVCが3連発以上続く場合を心室頻拍(VT)(図)といったり、Short run(ショートラン)といったり