記事一覧
15件/3920件

第4回 看護にとって「病気」とは?―看護のものさし②⽣命体に害となる条件・状況を作らない援助(2)
そもそも「看護」って何だろう?何をすれば看護といえるのだろう?本連載では、看護とはどのようなことであり、どのような視点で患者を観察し、また記録するのかについて、ナイチンゲールに学びながら解説します。 本連載の第3回では、「人間が病気になった時に、いちばん辛い

第21回 貧血の指標となる赤血球数(RBC)、ヘマトクリット(Hct)、ヘモグロビン(Hb)の基礎知識
採血検査を行えば必ずと言ってよいほど測定される血算。その中には、貧血の指標となるものだけでも、「赤血球数」「ヘマトクリット」「ヘモグロビン濃度」と、いくつもの項目が存在します。これらのどれ1つが低下しても「貧血」と総称して間違いではありませんが、それぞれの値には異なった意

第8回 経腸栄養に必要な器具とその管理 ~ボトル、チューブ、注入ポンプなど~
▼経腸栄養について まとめて読むならコチラ 経腸栄養(経管栄養)とは|種類・手順・看護のポイント 1、経腸栄養療法を行うために必要な器具 経腸栄養を行うために必要となる器具は、 (1)栄養剤を体内に送り込むアクセスルートとしての経腸

【定期購読プレゼント企画】フォーリーカテーテル適正使用編⑤
日々業務で取り扱ったり目にしたりする薬や医療機器についてのクイズです。 今回のテーマは現場での使用頻度も高い「フォーリーカテーテル」です。 問題 問5 検査または培養目的で少量の新鮮尿を採取する場合の適切な手技は、次のどれでしょうか?

第7回 PTEGと手術的空腸瘻造設術
▼経腸栄養について まとめて読むならコチラ 経腸栄養(経管栄養)とは|種類・手順・看護のポイント ポイント 1.PTEGはX線透視下で超音波ガイド下に頚部食道瘻を簡便に作る手技で、造設された頚部食道瘻から留置カテーテルを挿入し、先端を経食道的に

第20回 浮腫があるが水分制限がされていない患者さんへの指導
今回の事例 [macoさん から提供された事例] 左前交通動脈のクリッピング術後で、右不完全麻痺がある患者さん。術後は「水分をこまめに多めに摂取して」と医師より説明され、それを守っていました。数年後、糖尿病と心不全を発症し、下肢に浮腫が出現し始めました。

【看護師のマナー】第21回 ナースのストレスコントロール法
1.タフな精神力を身に付け、ストレスに強くなりましょう 精神的ストレスを抱える、いくつかの理由 ナースの仕事は、いくら努力をしても、結果に結びつかないケースがあります。善かれと思って患者さんにしたことが、逆に気にさわってしまったり。 また、病状が悪化し、

第6回 経鼻ルートと経胃瘻的空腸瘻
ポイント 1.経鼻経管栄養には、栄養カテーテルの先端が、胃におかれる経鼻胃管ルート(幽門前ルート)と、十二指腸、小腸上部におかれる経鼻十二指腸・空腸ルート(幽門後ルート)の2種類がある。 2.経鼻ルートにはカテーテルの太さはできるだけ細いもの使用するのを原則とする。成

第5回 内視鏡的胃瘻造設術:PEG
▼経腸栄養について まとめて読むならコチラ 経腸栄養(経管栄養)とは|種類・手順・看護のポイント ポイント 1.摂食嚥下障害を呈する高齢者が増加の一途をたどっており、PEGの症例は飛躍的に増加している。 2.PEG造設の方法には、Pull

第7回 急変の予兆を知る 意識・精神活動の変化と「お決まりの抵抗手段」③全身状態の「窓」
はっきりとした予兆もなく、患者さんが急変したり、重篤な疾患が進行していたりする経験があると思います。そのような急変に先立って、先輩の看護師や医師から「あの患者、何かヘンだよね」という直感的な台詞を聞いたことがあるかもしれません。 この連載では、急変前の「何かヘン」と

【看護師のマナー】第20回 手紙の書き方、贈り物・お見舞いのマナー
いきなり本題から入るのはタブー。手紙や文書には順序があります 手紙のマナー 手紙や文書はわかりやすく、簡潔に 病院の内外に関係なく、仕事のうえで報告などをするときの文書は、用件を正確、簡潔に伝えなければいけません。 いちばん大事なのは、あなたが

第2回 皮弁が残るスキンテアや皮下出血のあるスキンテアへの処置は?
超高齢社会に伴い増加する高齢な患者への看護。高齢者の皮膚は、さまざまな理由から脆弱化し、些細なずれや摩擦によって、スキンテアを起こしやすい状態にあります。しかし、スキンテアの予防や処置の方法をしっかりと確立できている施設は、まだ多くはありません。そこで、スキンテアを予防す

第4回 半固形化栄養剤(semi-solid)
ポイント 1.液状栄養剤に対して、形状を変化させた栄養剤をひっくるめて、「semi-solid(半固形化)」と称する。 2.半固形化栄養剤の効果は、 (1)胃食道逆流の予防と誤嚥性肺炎の回避、 (2)胃瘻の漏れの防止、 (3)便通の改善、下痢の予防、

第3回 病態別経腸栄養剤
まとめ 1.標準的な経腸栄養剤に対して、特定の疾患や病態に対して用いられるのが、病態別経腸栄養剤である。本邦においては肝不全、腎不全、糖尿病、呼吸不全、immunonutrition、オンコロジー用などが市販されている。 2.各病態別経腸栄養剤は、各疾患のもつ代謝

第2回 ⺟乳ってすごい!①変化する脂肪含量
本連載では、医療人として、母親として理解しておきたい母乳育児について、第一人者である水野克己先生が解説します。 母乳は飲み始めから飲み終わりまでフルコース 母乳中の脂肪は、乳腺細胞からでていくときに細胞膜をまとって球(直径1~10μm)のかたちをしてい