1. トップ
  2. 看護記事
  3. 医療・看護技術から探す
  4. 基礎生理学
  5. 第28回 体温調節ー熱産生のメカニズム

【連載】看護に役立つ生理学

第28回 体温調節ー熱産生のメカニズム

  • 公開日: 2015/12/24

ヒトの深部体温は37℃程度で、多少の変動はあるにせよ、極めて狭い範囲に保たれています。さまざまな状況の変化に乱されることなく体温が一定しているのは、生体が常に熱のバランスを取ってくれているからです。

今回は熱産生・熱放散のメカニズムを振り返ることにより、調節機構が合理的に作用していることを納得するのが目標です。


エネルギーの行く末は?

熱放散の理解には物理学的なメカニズムが重要でしたが、熱産生はそれ自体が生命活動の結果として起こるため、生理学的な知識、特に代謝の知識に関連づけて理解する必要があります。

そもそも熱はどのような局面で発生するのでしょうか。

栄養素の異化によって、つまり栄養素を「燃やして」得られたエネルギーは、ATPという物質の形で蓄えられ、生体のさまざまな機能を発揮するために利用されます。

しかし、異化の際に取り出されるエネルギーのすべてがATP合成に用いられるわけではなく、大半が熱となってしまいます。

>> 続きを読む

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

第42回 エストロゲン・ゲスターゲンと月経周期

4ホルモンの推移と卵巣周期  性周期とは、前回紹介した4種のホルモンがどのように推移するのかが核心であると言ってよく、いよいよその詳細を追いかけてみましょう。そのためには、いったん視床下部と子宮のことは忘れて、しばらくは下垂体と卵巣の相互作用に集中すると理解しやすく

2016/5/1

アクセスランキング

1位

簡単! 楽ちん! 点滴の滴下数計算 2つの方法

皆さんご存知の通り、点滴指示書には様々な書き方があります。 よくあるパターン ●流速が書かれている (例)「○○輸液500ml 60ml/h」 ●1日の総量が書かれている (例)...

251296
2位

術前・術後の看護(検査・リハビリテーション・合併症予防な

患者さんが問題なく手術を受け、スムーズに回復していくためには、周手術期をトラブルなく過ごせるよう介入しなければなりません。 術前の検査  術前は、手術のための検査と、手術を受ける準備を...

249741
3位

サチュレーション(SpO2)とは? 基準値・意味は?低下

*2019年3月11日改訂 *2017年7月18日改訂 *2021年8月9日改訂 発熱、喘息、肺炎……etc.多くの患者さんが装着しているパルスオキシメータ。 その測定値である...

249818
4位

看護問題リスト・看護計画の書き方|看護記録書き方のポイン

ここでは一般的な看護記録を解説しています。また、看護診断名にNANDA-I看護診断を使用しています。実際の記録は院内の記録規定に従いましょう。 【関連記事】 *看護計画の「観察項目...

249544
5位

心電図でみる心室期外収縮(PVC・VPC)の波形・特徴と

心室期外収縮(PVC・VPC)の心電図の特徴と主な症状・治療などについて解説します。 この記事では、解説の際PVCで統一いたします。 【関連記事】 * 心電図で使う略語・...

250751
6位

吸引(口腔・鼻腔)の看護|気管吸引の目的、手順・方法、コ

*2020年3月23日改訂 *2017年8月15日改訂 *2016年11月18日改訂 ▼関連記事 気管切開とは? 気管切開の看護 吸引とは  気管吸引ガイドライ...

250001
7位

【図解】ベッドメイキングの手順とコツ~根拠がわかる看護技

ベッドメイキングには、新しくベッドをつくる方法と患者さんが寝ている状態でベッドをつくる(シーツ交換)方法があります。ここでは基本形として、新しくベッドをつくるための手順を紹介していきます。 ...

249989
8位

【血液ガス】血液ガス分析とは?基準値や読み方について

血液ガス分析とは?血液ガスの主な基準値 血液ガス分析とは、血中に溶けている気体(酸素や二酸化炭素など)の量を調べる検査です。主に、PaO2、SaO2、PaCO2、HCO3-、pH, ...

249974
9位

採血スピッツ(採血管)の種類・順番・量~血液が足りなくな

多くの看護師が苦手な「針モノ」の手技。今回は主なスピッツの内容と必要量を紹介します。 【関連記事】 * 点滴と同じ腕(末梢から)の採血はOK? NG? * 血管が見えない患者...

250750
10位

心不全の看護|原因、種類、診断、治療

*2020年4月30日改訂 心不全とは  生活習慣病やさまざまな基礎疾患、加齢などが原因となり、心機能、特に多いのは左心室のポンプ機能が低下することで起こります。心臓のポンプ機能の代償...

249812