［診療報酬］ 外部委託のPCR検査、4－6月は850点に 中医協・総会で合意
- 公開日: 2022/3/19
中央社会保険医療協議会は16日、持ち回りで総会を開催し、外部に委託した場合の新型コロナウイルスPCR検査の保険点数を4月から6月末まで850点とすることで合意した<doc1362page1><doc1364page1>。感染の状況や医療機関での実施状況を踏まえ、点数の引き下げを当初の予定よりも緩和する。新型コロナ・インフルエンザの同時PCR検査の外部委託も、同様の取り扱いとする。
保険診療で実施される新型コロナ検査を巡っては、中医協・総会が2021年12月8日、実勢価格を踏まえた点数の引き下げを決定した。
具体的には、同31日付で委託のPCR検査の点数を以前よりも1,100点減、委託以外では650点減のそれぞれ700点とし、抗原検出検査（定性）を300点減の300点、定量の検査なら40点減の560点とする内容。 ただし、委託のPCR検査については、激変緩和措置として22年3月31日まで1,350点とし、4月から700点とする方針だった。
しかし、16日の総会で、4月1日から6月30日までは850点とすることで合意した。新型コロナの感染状況や医療機関での実施状況を踏まえ、激変緩和措置をさらに講じる必要があると判断したためで、7月以降は予定通り700点とする。
（厚生政策情報センター）
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