「循環器の解剖・生理」の記事一覧
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胸部大動脈瘤・腹部大動脈瘤とは|分類、原因、症状、検査・診断、治療
看護についてはこちら ・胸部大動脈瘤・腹部大動脈瘤の看護 1.大動脈瘤 1.1.大動脈とは 大動脈は、心臓から一生涯で約2億リットルもの血液を受け止め、全身のさまざまな臓器へ運ぶ導管としての役割を果たしています。弾性力(血液を受け取ったと
冠動脈バイパス術(CABG)とは|適応・病態・術式・術後の注意
冠動脈バイパス術が適応になる疾患と病態 冠動脈バイパス術(CABG:coronary artery bypass grafting)は、経皮的冠動脈インターベンション(PCI:Percutaneous Coronary Intervention)とともに、冠動
【シリーズ第1弾 心電図って面白い!】第1話 刺激伝導系の発見
今日は、週に一回、平手教授が、C大学からE病院へ、集中管理や手術の邪魔をしに、じゃなくて、指導をしにやって来る日です。あらあら、今回も待ち構えているのは看護師のたくみ君と美和さんのようです。 心臓のリズムは、神経が作るのか、心筋が作るのか? たくみ君「
【呼吸・循環編】新人看護師オススメ記事
今回は、多くの人が苦手意識を持ちやすい呼吸・循環関連のオススメ記事を紹介します。最初に、わかりやすく学んで、苦手意識が芽生えないようにしましょう。 新人研修が始まって約1カ月が経つわね。 そうですね。私はこのころにはもうなにがなんだか……。
第29回 神経・筋の興奮と膜電位
神経や筋などの「興奮性細胞」は、電気的な興奮によって情報を伝えます。臨床の場で、最も頻繁にその事実に触れる機会と言えば、おそらく心電図でしょう。 では、心電図のあの波形はいったい何を記録したものなのか、正確に説明できるでしょうか? そもそも「興奮が伝わる」とは、いっ
心臓の代償機転って何?
心臓の代償機転についてカンタンに解説します。 心臓の代償機転とは 代償機転とは、生命維持のために必要な心拍出量を維持するための調節機構です。 例えば、心拍出量が低下すると、交感神経系やレニン・アンジオテンシン・アルデステロン(RAA)系などの心臓刺激因子
心拍出量からわかること
心拍出量からわかることについて解説します。 ▼心不全の看護について、まとめて読むならコチラ 心不全の看護|原因、種類、診断、治療 心臓は1日10万回も拍動して、全身に血液を循環させています。(ポンプ機能)このポンプ機能が正常に働いているかど
心機能と呼吸機能はどのように影響し合うの?
心機能と呼吸機能は影響し合い、片方が悪くなるともう片方も悪くなります。 具体的にどのように影響し合うのか解説します。 ▼心不全の看護について、まとめて読むならコチラ 心不全の看護|原因、種類、診断、治療 心機能が悪化すると呼吸機能にどのよう
体循環と肺循環についておさらいしよう!
体循環と肺循環についておさらいしてみましょう。 血液が循環することで、生命が維持される 人間の身体は、多くの器官(臓器)で成り立っています。 そしてそれらを動かせるエネルギーとして重要なのが酸素。 特に、脳、腎臓、肝臓、筋肉は、多くの酸