がん患者さんへの言葉かけトレーニング
記事数:8
"連載「がん患者さんへの言葉かけトレーニング」の記事一覧です"
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がん患者さんへの言葉かけトレーニングもいよいよ仕上げです。最終回は、これまでのレクチャーを踏まえて、2つのケースについて考えてみましょう。あなたは患者さんにどんな言葉をかけますか? Case1 転移を告げられた直後の患者さん。訪室したあなたが言葉をかけるとしたら?
がん患者さんとの会話では、時に死や無念さといった深刻な話題になることも少なくありません。そんなときに、どう答えていいかわからないままに、通りいっぺんの返答をしては、患者さんとの言葉のキャッチボールは生まれません。 ここでは、看護師が自分の言葉で率直 な会話をするための基
心身状態が悪化し、生活に支障が出るなか、残された時間をどう過ごしたいかという思いを捉えることが大切です。 緩和ケアへの移行時に抱えるストレス 抗がん治療の中止は、もはやがん疾患に対する手立てがないということを意味する場合が少なくありません。その場合、患者さんにとっては
再発や転移が明らかになったとき、治癒が望めなくなった衝撃とともに、身体症状も現れ始めます。治癒についての不安を解消し、信頼関係の再構築が必要です。 再発・転移時に抱えるストレス がん患者さんにとって、最も大きな苦悩の時期の一つが、再発・転移のときです。 初発のと
体力が回復してからも、再発・転移の不安が続く時期。不安を抱え込まないための言葉かけや情報提供を行っていくことが大切です。 治療中~経過観察期 患者さんの身体と心 入院しての手術や化学療法などの初期治療から、退院後の通院治療へと、患者さんの生活は大きく変わっていき
告知から治療方針が決定するまでは、受け入れがたい現実に対して、否認、怒り、楽観などの反応が現れる時期です。がん患者さんの抱える問題は、個々の社会背景などによってさまざまですが、いつでも支援できることを伝えておきたいものです。 告知~治療方針の選択時に抱えるストレス
がん患者さんの心のケアとして大切な役割を果たすのが、「ベッドサイドで看護師とかわす会話」です。では、具体的にどのように会話を進めていけばいいのか、ポイントを紹介します。 言葉のキャッチボールができるように ──日々の心のケアとして、病棟看護師は何をすればよいですか
がん患者さんが必要とする心のケアとは、どのようなものなのでしょうか。がん看護相談などの実践からは、「情報を求めている」という最近の傾向が明らかになっています。 そしてもう一つ、心のケアとして大切な役割を果たすのが、「ベッドサイドで看護師とかわす会話」です。精神看護専門看