基礎から解説! 無痛分娩のケア
記事数:5
"無痛分娩について、周麻酔期看護師と助産師が解説します。"
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無痛分娩の合併症は発生頻度は低くても重篤なものがあり、近年の報道をきっかけに勉強した方も多いのではないかと思います。極端な言い方かもしれませんが、出産は無痛分娩をしなくても可能であり、無痛分娩は余計に一手加える医療行為だからこそ十分な安全管理体制を整えて実施するべきです。この
分娩終了後、硬膜外麻酔の局所麻酔薬投与を終了し数時間もたてば、通常硬膜外麻酔の作用はほとんどみられませんが、その後も継続して観察する必要があります。また産後母体の身体の変化が正常な産褥経過であるかどうか、そして育児行動がとれているかどうかを観察し、必要なケアを行います。第
分娩進行 分娩経過は分娩第1期、分娩第2期、分娩3期と3つの時期に分類されます。分娩第1期は分娩開始から子宮口全開大までの時期をいい、初産婦は約10〜12時間、経産婦は約5-6時間程度となります。分娩第2期は子宮口全開大から児娩出までの時期をいい、初産婦は約1-2
無痛分娩における助産師・看護師がかかわるものの基本的な流れは、下記のようになります。この回では無痛分娩に関する妊娠中から分娩までの、助産師・看護師のケアや観察ポイントを説明していきます(分娩後の助産師・看護師のケアや観察ポイントは第4回で解説します)。 図1 無痛分
はじめに 太古の昔より、人類はお産によって子孫を残してきました。 その痛みについては、いままでの人生で経験したことのない計り知れないほどものといわれ、女性にとっては母親になるためのいわば登竜門として知られてきました。その一方で、陣痛の痛みに関して医学的に緩