知っておきたい注射器やライン類の保管方法
- 公開日: 2012/1/16
患者さんの療養生活を支える日常ケアこそ迷いなく実践したいものです。
そのなかでも疑問の集中した「清潔操作・感染予防」「移動・体位変換」「口腔ケア」について、元西武文理大学の熊谷祐子さんに聞きました。
Q. 滅菌した物品はどのような環境で保管すべきですか。また、注射器やライン類の保管方法に注意点はありますか。
A. 滅菌物の保管で大切なのはその滅菌性を保つこと。したがって、それを保持できる環境下での保管が基本です。
閉鎖式のキャビネットなどが適切な場所
かつては、点滴や配薬の準備から廃棄までを処置室で行っていました。そのため、滅菌物もそこに保管されていたことがあります。しかし、「院内感染医 療法(昭和23年法律第205号)」により、現在は処置室を清潔区域──患者さんの処置(創傷の手当て、簡単な縫合手術、投薬・注射・採血、身体計測、侵 襲の高い処置)を行う場所と、不潔区域──処置に伴う感染性廃棄物の後始末をする場所に区別して使用しています。
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