逝去時のケア【創部ケア編】
- 公開日: 2015/2/1
- 更新日: 2021/1/6
逝去時のケアの方法とポイントについて解説します。今回は【創部ケア】についてです。
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エンゼルケア(逝去時ケア)とは?目的・手順など
1.CV、胃瘻抜去部、気管切開孔、潰瘍、褥瘡など
本来は患部の蛋白質を固定することが重要であり、ステリハイドやホルマリンなどで創部を洗浄し、密閉することが特に望ましいといわれています。
しかし、これら薬品を使用する際は、徹底した完全防御が必要であり、準備や片づけに時間を費やすだけでなく、やはりご家族に特別な印象をもたらすことになります。
そのため、当センターではアルコール系の薬剤を使用しています。アルコール系の消毒薬は蛋白質があると効果が著しく低下するため、洗浄剤と湯を使用して十分洗浄を行い、蛋白質汚れや滲出液などの体液を取り除いてから使用しています。
また、凝固剤入りの綿を起用しているので、口腔・鼻・肛門等にお詰めし、残った分を創部に当てるもしくは充塡し、上からフィルム材で密閉しています。
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