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【連載】知っておきたい!ナースのための母乳育児&支援

第6回 授乳中の不安・母乳育児ができない不安にお答えします!③忙しくて授乳できない場合は?

  • 公開日: 2016/1/29
  • 更新日: 2020/3/26

本連載では、医療人として、母親として理解しておきたい母乳育児について、第一人者である水野克己先生が解説します。


授乳と仕事を両立させるには?

産後数カ月で職場復帰されるお母様もいらっしゃいますね。母乳はあげたい・・・でも、仕事もある。お子さんを預かってくれる保育所や保育ママが母乳をあげてくれるといいですね。

働きながら授乳するにはおっぱいを搾る(搾乳)ことが必要になります。

仕事に熱中して長時間搾乳しないでいるとおっぱいはカンカンに張り、固くなってしまいます。その状態が続くと乳腺炎になったり、母乳の通り道(乳管)がつまってしまったりと母乳育児を続けることが難しくなってしまうかもしれません。

保育所であげてもらうためにも、ご自身が楽になるためにも、搾乳をしていただくよう説明しましょう。ただ“搾乳してくださいね”とだけ伝えても、これまで搾乳したことがないお母さんにはどうすればよいのか困ってしまいますので、以下のようなポイントを伝えてください。

上手に搾乳するコツとは?

まず、おっぱいをどのように搾るかですが、①手で搾る、②手動ポンプを使う、③電動搾乳器を使う、と3つの方法があります。

赤ちゃんは上手にお母さんのおっぱいを飲み取ってくれますが、自分の手で搾ろうとするとうまくいかない・・・ということはよくあります。一度、母乳育児を専門とする助産師さんに搾乳の方法を教えてもらうとよいでしょう。

手動ポンプや電動搾乳器を使う場合もコツがあります。まず、乳頭が吸引される通り道(トンネル)がお母さんの乳頭とフィットするサイズを選びます。小さければ乳頭がうまく吸引されませんし、大きすぎると乳輪までトンネル内に引き込まれるので乳輪がむくんでしまうこともあります。あと、乳頭がトンネルの中心になるようにカップをあてがってください。

つぎに大切なのは痛みがないようにすることです。

あと覚えておくと役立つのは、母乳を出してくれるホルモン、オキシトシンを出しやすくするためにお母さんがリラックスできる環境で搾乳することです。

搾乳する直前に暖かいおしぼりなどで乳房を温めるのもよいでしょう。

江東豊洲 子育て&母乳育児を支援する会(KOTOCLO)」 KOTOCLO(Koto Toyosu Childcare & Lactation Organization)は、「子育て中の母親が笑顔でわが子と向き合える社会の実現」を目指し、①両親への適切な情報提供 、②医療従事者への啓蒙活動 、③子育て・母乳育児を支援する社会の仕組みづくりを3つの柱として活動する団体です。 〒135-8577 東京都 江東区 豊洲 5-1-38 昭和大学江東豊洲病院9階総合医局内    お問い合わせ:http://www.kotoclo.com


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