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【連載】木澤晃代先生の『看護の特定行為ってなんですか?』

第3回「特定研修」に行ってみたい!行くための準備はどうする?

  • 公開日: 2016/5/11
  • 更新日: 2021/1/6

もっと患者さんにより良いケアをするために勉強したいな・・・。
もっと自分のアセスメントに自信がもてたら・・・。
憧れの先輩のように、患者さんに説明できたらいいのに・・・。
「そうだ、特定研修を受けてみたい!」と思ったとき、何から始めたらいいか迷いますね。
※特定研修を受けた看護師が行う「特定行為」「特定行為区分」についてはコチラ

どのような方法が可能か、まずは情報集めをしよう

まずは、情報を集めることから始めると思いますが、そのあとは、本当に研修に行けるのかどうかを考えると思います。そうでなくても有給休暇どころか、週休を消化するのも大変なのに、そんなこと考えられない・・・。
しかも子育て中だったり、介護をしていたりなどいろいろな事情があると思います。そう考えるとキリがなくて決められない・・・。当然です。
でも、やれるかやれないか、はじめから結果を考えるのはナンセンスです。まずは、情報を集めてみましょう。そして、どのような方法なら可能か、行動してみないと何も始まりませんから(笑)


ざっくり考えるのは・・・
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(1)なんのために行くのかをある程度、明確にする(これが最も大切。活動するための根っこになります)。
(2)どのような研修機関があるのかを調べ、自分のライフスタイルに合うか検討する(無理しすぎると続きません)。
(3)費用はどのくらいかかるかを調べる(先立つものがないとはじまりません)。
(4)家族の協力が得られるかを相談する((1)(2)(3)との兼ね合いですね)。
(5)上司に相談する((1)がしっかりしていないと承認は得にくいかもしれません)。

なんために研修を受けるか考えよう

もちろん、勉強したいからに決まってるでしょ・・・と言われそうですが、特定研修を受けるのは、目的にたどり着くための方法になります。特定行為をしたいから、かっこよさそうだから、今の仕事に満足できないからなどの理由では、研修修了後の活動に行き詰まってしまいます。認定看護師や専門看護師になるのもそうですが、本来は、資格をとるのが目的ではないはずです。
実際には、研修を受けたあとの活動が重要になります。研修を受けることが目標になると、研修を受けたあと、自分は何をしたらいいのか・・・と戸惑ってしまう場合があります。まだまだ特定行為研修を終わった人の活動が周知されていないなか、初めてのことをするということは、想像以上に迷うことがあります。そんなときにいつも戻るのが、「なんのために研修を受けたんだろう・・・」ということになります。
患者さんのケアを良くしたい、あるいはもっと具体的なこともあるかもしれません。専門職として、人の人生の大切なときに接するのが、看護職の大きな責務になります。このことを考えることが、とても大切な根っこになります。

研修機関を調べ、自分のライフスタイルに合うか検討しよう

看護師の働く場所はとてもたくさんありますね。病院で働く看護師がほとんどですが、ICUや救急病棟で働く人もいれば、亜急性期の病棟で働く人、精神科病棟で働く人など、同じ病院で働く人でも、病棟の特性によっても対象が異なります。また、療養施設や、在宅の患者さんを対象とした訪問看護ステーションで働く人などさまざまです。

特定行為研修が受けられる施設

特定行為研修が受けられる施設は、厚生労働省の省令や施行通知などで規定された研修方法を実施している指定研機関になります。指定研修機関の審議は、毎年2月と8月に医道審議会で行われ、指定機関の審査が行われます。
■医道審議会の資料等



■現在指定されている研修機関(平成28年2月10日現在)



指定研修期間は、大学院や大学などの教育機関、病院施設、医療関係団体(日本看護協会、日本慢性期協会など)などさまざまです。

e-learningなどを使った受講方法

また、全日制で、通学して学ぶところの他に、受講のしやすさを考慮しe-learningを活用した教育内容としていることころがあります。講義はほとんどe-learningで行い、演習、実習、筆記試験のみ研修機関に行くところもあります。また学習支援として、双方向のオンラインシステムやメール等を活用し、教員との連絡、学生同士の交流の場を作っているところもあります。
■ICTを活用した教育例集



日本看護協会の特定行為研修は、すでに認定看護師を取得した人が対象になっています。認定看護師としての活動を基盤として、特定行為研修を修了した人達を牽引するリーダーの育成を目指しています。
研修を受講するに人のニーズはさまざまです。大学院で特定行為研修を学び、修士の学位を所得したい、できる限り通学しなくてもいいe-learningを中心とした研修を受講したい、e-learningを1人でこなすには自信がないし、学生との交流も深めたいから、対面式の学習ができるよう通学しながら学びたい、子育て中なのでなるべく通学できる範囲がいいなど、いろいろあると思います。自分に合った研修期間を選択することが重要です。


次のページでは、自分の受講環境を検討してみましょう。

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