【連載】公益財団法人 日本医療機能評価機構 医療事故情報収集等事業 医療安全情報
2007年に提供した 医療安全情報
- 公開日: 2010/1/1
2006年12月~2007年12月に医療安全情報No.1~No.13を毎月1回提供いたしました。その後2007年12月31日までに以下の類似事例注1)が発生しています。今一度ご確認ください。
医療安全情報提供後に報告された主な類似事例
No.1 インスリン含量の誤認・No.6 インスリン単位の誤解
看護師は、「ノボリンR注50単位+生理食塩水50mL」の指示を受けた。ノボリンR注のバイアル(1バイアル10mL入り、1000単位/10mL)の「ノボリンR注100」の表示を見て1バイアルに100単位入っていると思った。そのため、点滴を作成する際、50単位を入れるところ、500単位を入れ、患者に投与した。
No.5 入浴介助時の熱傷
看護師2名がお互いに浴槽の湯の温度を確認したと思い、患者を浴槽に入れた。看護師は、すぐに湯が熱いことに気付き患者を浴槽から上げたが、患者は臀部、背部、両前腕後面、両踵部等に熱傷をきたした。
No.8 手術部位の左右の取り違え
右側背部の腫瘍摘出術が予定されていた。術前に医師と看護師は回診を行ったが、手術部位のマーキングは行わなかった。手術室でMRI画像確認とエコーを行い、手術部位を左と判断し手術を開始した。手術後、患者の指摘により左右の取り違えに気付いた。
◆他の類似事例につきましては、平成19年年報に掲載いたします。
参照:No.16:「2007年に提供した医療安全情報」(PDF形式)
情報提供:公益財団法人 日本医療機能評価機構 医療事故防止事業部
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