[改定情報] 生活習慣病の継続管理へのオンライン診療活用で賛否 中医協
- 公開日: 2019/4/26
中央社会保険医療協議会・総会は4月24日開かれ、2020年度診療報酬改定に向け、青年~中年期、高齢期、人生の最終段階における課題と論点を整理した。青年~中年期では、オンライン診療を活用した生活習慣病の重症化予防で、支払側と診療側の意見の応酬があった。支払側は働き盛りのこの年代は忙しさゆえに医療機関から足が遠のきがちだとして、オンライン診療の要件緩和も視野に仕事と治療が両立できる環境の整備を要請。診療側は、通院の利便性だけでオンライン診療を推進するべきではないと異議を唱えた。
厚生労働省が総会に提出した資料によると、高血圧、糖尿病、脂質異常症の指摘を受けた者や疑いのある者の割合は、40代以降、年齢とともに上昇。治療・服用ありの割合も概ね年齢に比例して増加するが、40代は治療・服薬なしの割合がほかの年代に比べて高い傾向にある。仕事と通院の両立の難しさが背景にあるとみられ、中高年の離職理由では、定年、契約期間満了に次いで、「健康がすぐれなかった」が3位に入っている。
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