[保健] アニサキスによる食中毒の注意喚起でQ&Aを作成 厚労省
- 公開日: 2019/6/17
厚生労働省は6月6日、アニサキスによる食中毒のQ&Aを作成し、ウェブサイト上で公表した。アニサキスは寄生虫(線虫)の一種で、その幼虫はサバ、アジ、イカなどの魚介類の内臓表面に寄生する。寄生している生鮮魚介類を生で食べると食中毒を引き起こす。Q&Aは、「アニサキスとは何か?」「発生原因」「症状」「治療法」「予防法」といった基本情報のほか、生鮮魚介類を取り扱う事業者向けに、予防法や食中毒が発生した際の対処法、行政処分などの情報も掲載している。アニサキス幼虫に対する効果的な治療薬はなく、幼虫が胃壁に刺入して発生する急性胃アニサキス症の場合は、内視鏡検査時に虫体を摘出する処置を行う。このためQ&Aは、魚を買う際には、できるだけ新鮮なものを選んで、速やかに内臓を取り除き、内臓を生で食べないなどの予防策を講じるよう、注意を喚起している。
(厚生政策情報センター)
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