[感染症] RSウイルス患者報告、首都圏4都県で今年最多に
- 公開日: 2019/9/7
首都圏でRSウイルス感染症の流行がピークを迎えつつある。
8月26日から9月1日までの週の患者報告数は、東京、神奈川、埼玉、千葉の4都県で前週と比べて軒並み増加し、いずれも今年最多の報告数となっている。
埼玉県は「前年同時期に比べ多い」としている。
この週の定点医療機関当たりの患者報告数は、東京都で前週比約37%増の2.42人、埼玉県で約42%増の2.2人、神奈川県で約60%増の1.87人、千葉県で約26%増の1.77人となった。
埼玉県は「保健所別では、幸手保健所管内で大きく増加し、南部、川口市保健所管内からの報告が多い」と指摘。
年齢別に見ると、3歳未満が全体の約9割を占めており、「1歳の報告が多い」としている。
RSウイルスは、呼吸器感染症の1つで、感染から2-8日後に上気道炎、気管支炎、細気管支炎、肺炎などの症状が現れる。
患者のほとんどは軽症で済むが、小児を中心に重症化するケースもある。
予防方法は、手洗いやマスクの着用、子どもが日常的に触れるおもちゃなどを消毒することなどが有効とされている。
(厚生政策情報センター)
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