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[感染症] RSウイルス感染症患者報告数、前年のピーク上回る 感染研

  • 公開日: 2019/9/21

 乳幼児に肺炎などを引き起こすRSウイルス感染症の2日から8日までの週の患者報告数が、前年のピークを上回ったことが17日、国立感染症研究所が公表した患者報告で分かった。

報告数は3週連続で増加した。 

 全国の定点医療機関当たりの患者報告数は、前週比約28%増の3.12人で、前年のピーク時の患者報告数(2.46人)を超えた。都道府県別の患者報告数は、宮崎が10.03人で最も多く、以下は、佐賀(7.3人)、徳島(6.65人)、新潟(5.91人)、福島(5.9人)、長崎(5.66人)、山形(5.27人)、熊本(5.2人)、島根(5.13人)、福岡(5.04人)、山口(4.54人)などの順だった。 
 宮崎県は「例年同時期の定点当たり平均値の約2.5倍である」と指摘。保健所管内別では、日向(15.25人)、日南(12.33人)、都城(12.17人)からの報告が多く、年齢別では1歳以下が全体の約7割を占めたという。 

 RSウイルスは、呼吸器感染症の1つで、感染から2-8日後に上気道炎、気管支炎、細気管支炎、肺炎などの症状が現れる。患者のほとんどは軽症で済むが、小児を中心に重症化するケースもある。予防方法は、手洗いやマスクの着用、子どもが日常的に触れるおもちゃなどを消毒することなどが有効とされている。 

この記事の資料はリンクからご確認ください。(IDWR速報データ 2019年第36週 https://www.niid.go.jp/niid/ja/allarticles/surveillance/239-idwr/data/9080-idwr-sokuho-data-j-1936.html)

(厚生政策情報センター)

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