1. トップ
  2. 看護記事
  3. ニュース
  4. HealthDay News
  5. 高齢の日本人男性で腸内細菌叢がサルコペニアと相関か

【連載】【HealthDay News】メディカル・ヘルスケア関連のニュースをお届け

高齢の日本人男性で腸内細菌叢がサルコペニアと相関か

  • 公開日: 2025/7/19

 我々の腸内には、約1,000種類・100兆個にも及ぶ細菌が存在している。これらの細菌は、それぞれ独自のテリトリーを維持しながら腸内細菌叢(GM)という集団を形成している。近年では、GMが全身疾患と関連していることが明らかになってきた。今回、日本の高齢者を対象とした研究において、男性サルコペニア(SA)患者では、非SA患者に比べてGMのα多様性が有意に低下しβ多様性にも有意な違いを認めることが報告された。研究は順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センター消化器内科の浅岡大介氏らによるもので、詳細は「Nutrients」に5月21日掲載された。

イメージカット

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

多発性硬化症と口腔内細菌の意外な関係、最新研究が示す病態理解の可能性

 多発性硬化症(MS)は、中枢神経系の神経線維を包むミエリンが自己免疫反応によって障害される希少疾患で、視覚障害や運動麻痺、感覚障害などさまざまな症状を引き起こす。最新の研究で、MS患者の口腔内に存在する特定の歯周病菌、Fusobacterium nucleatum(F. n

2025/12/14