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[健康] 規格不適合の防じんマスク、健康被害の恐れ 厚労省が回収を要請

  • 公開日: 2022/8/6

 厚生労働省は2日、市販されている呼吸用保護具の防じんマスクの一部について国家規格を満たしていないことが判明したと発表した。その製品を継続して使用した場合、粉じんばく露による健康被害が否定できないため、直ちに使用を中止するよう注意喚起を行っている。販売元には回収を要請した。


 対象となる製品は、GVSジャパン(東京都新宿区)が2021年2月以降に販売した「P100/RL3 エリプスインテグラ」(計306個)。具体的には、▽20年10月に製造された注文コード「SPR549JFUA」(製造番号:20-00825)の186個▽21年10月に製造された注文コード「SPR550JFUA」(製造番号:21-00715)の120個。
 防じんマスクについては、国家規格を満たしている必要があるとともに、そのことを担保するために製造者などに国の検定を受けるよう義務付けている。
 厚労省は市場に流通している呼吸用保護具を買い取り、規格で求められる性能を保持しているかどうかの試験を実施している。今般、この試験の結果、検定に合格した防じんマスクの中に、排気弁の閉鎖状態が保たれていないなど国家規格を満たさない製品があることが分かったという。
(厚生政策情報センター)

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