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[診療報酬] 看護職員の処遇改善の診療報酬上での対応で議論 中医協分科会

  • 公開日: 2022/7/22

 看護職員の処遇改善の診療報酬上での対応の在り方を検討している中央社会保険医療協議会の「入院・外来医療等の調査・評価分科会」は20日、シミュレーションのさらなる分析や特別調査の結果なども踏まえて議論を進めた。


 診療報酬上での対応の在り方として厚生労働省は、4類型で8種類の方式を設定したシミュレーションを前回(6月10日)の分科会に提示した。これを踏まえた議論では、各病院にとっての必要額と点数対応による収入の見込み額との乖離が小さい「モデル(1)-2」=全ての部門(医療機関全体)を対象に、入院料で対応し、点数のバリエーションは細分化(100種類)=と、「モデル(3)-2」=外来部門は初再診料、外来部門以外は入院料で対応し、点数は外来を細分化(15種類)し外来以外も細分化(100種類)=の2つの方式にほぼ意見が集約されていた。
 20日の議論では、前回の議論を踏まえたシミュレーション結果のさらなる分析や、点数上の対応に向けて5月から6月にかけて実施した特別調査の結果もシミュレーションに反映させて検討したところ、「モデル(1)-2」による対応が妥当との意見が多くなった。
 外来部門への対応について初再診料に上乗せする方式は、患者への説明が難しく、病院ごとに初再診料が違ってくることについての理解を得ることが困難との意見がある。
 次回の中医協・診療報酬基本問題小委員会に、この日の議論の状況を報告し、同小委での意見を踏まえて、さらに議論を続ける。
(厚生政策情報センター)

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