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ショックの5Pとは?ショックの起きる原因と対処方法
ショックとは? 私たちが日常会話で用いる「ショック」とは、急に加わる強い打撃や心理的衝撃を示しています。 つまり、なんらかの事件や事故を見聞きした時、災害にあった時などに体験するのがこの「ショック」に当てはまります。 時々、ショック死という言葉を聞きますが、心理的衝
第6回 人工呼吸管理中の合併症-VAPとは?(人工呼吸器関連肺炎)
前回に引き続き人工呼吸管理中に発生する合併症について解説します。 今回は合併症の中でも院内感染として多くの問題を抱える「人工呼吸器関連肺炎」について解説いたします。 Q: 人工呼吸器関連肺炎とはどんな合併症ですか? A: 人工呼吸器関連肺炎は人工呼吸管理中に発生
第6回 量的な分析と結果表示【看護研究】
量的な分析とは 量的な分析とは、身のまわりのあらゆる現象を数字で表現して分析する手法のことです。 これまで、観察法や面接法、質問紙法などについてお話してきましたが、得られたデータが数字や、数字で置き換えたものであった場合はすべて「量的なデータ」として扱います。 量的デ
第7回 ドレッシング管理のコツ
ドレッシング管理 中心静脈カテーテル(Central Venous Catheter:CVC)の管理において、特に、ナースが主導権をもって管理しているのが、このドレッシング管理ですね。 毎日のようにドレッシング管理を行っている方が多いので、今さらコツを教えると言われても、
第6回 スキンケア(湿潤への対応)
ベット上で過ごされる方は発汗や失禁などが原因となり、皮膚のトラブルが起きやすい時期ともいえます。 特に高齢者の皮膚は加齢に伴い、水分保持能力や皮脂分泌機能が低下することで、外からの刺激やアレルゲンの侵入を保護するバリア機能が破綻しやすい状況です。また、皮膚の細胞分裂能の
第4回 看護の知(暗黙知)の見える化
見えにくい看護の知(暗黙知)を<見える化>する方法 見える化、の一つの方法としての概念化: 暗黙知の部分が多い看護の実践は、経験を重ねても言語にしたり、客観的に数値化したりすることが困難なために、「ここまで、できた」と自覚できない部分が多いものです。実践したことを言語
第6回 輸液剤の使い分け
輸液剤の使い分け 今回のタイトルは『輸液剤の使い分け』としました。 しかし、『これって、ナースにとってそれほど必要な知識なの?』と思われる方もおられるのではないでしょうか。 確かに、輸液を処方するのはドクターです。ナースではありません。 だから・・・? しかし、輸液を輸
【精神看護】第9回 自殺・自傷行為がある患者の看護とは
関連記事 ■第5回 抑うつ感情の患者の看護とは ■第8回 引きこもり状態の患者の看護 ■第10回 不眠症の患者の看護の仕方 自殺・自傷行為がある患者の看護とは 自殺・自傷行為の定義 自殺の定義は様々ありますが、シュナイドマンは「自殺とは人間が自分の意志で、
第5回 人工呼吸管理中の合併症
今回は、人工換気中に考慮しなければならない合併症について解説いたします Q. 人工呼吸管理中の合併症にはどんなものがありますか? A. 人工呼吸管理中に起こる合併症には、陽圧換気や高濃度酸素の投与によるもの、換気のための気道確保の方法である人工気道(気管チューブ、
第5回 実験法を使った研究
実験法とは 今回は実験法を使った研究について紹介しましょう。「実験」というと、理科室、ビーカー、アルコールランプなどをイメージする人が多いかもしれません。 しかし、実験というのは、こうした科学実験を示すだけのものではありません。「実験」とは、「因果関係」についての仮説
血圧とは?血圧測定に関する注意点
▼バイタルサインについて、まとめて読むならコチラ バイタルサインとは|目的と測定の仕方、基準値について 血圧とは? 今回は、毎日測定している血圧について、再度振り返ってみます。 血圧とは、『血管内部の圧力』をさしますが、一般的には上腕動脈の血圧値をいいます
【精神看護】第8回 引きこもり(無為自閉)状態の患者の看護とは
関連記事 ■第2回 幻覚患者の看護とは ■第3回 妄想患者の看護とは ■第5回 抑うつ感情の患者の看護とは 引きこもり状態の患者の看護とは 引きこもり状態の定義 引きこもり状態は、幻覚・妄想などの病的体験によって、周囲との関係が取れずにいる不安状態による引
第5回 体位変換&ポジショニング
▼体位変換・ポジショニングについて、まとめて読むならコチラ 体位変換とポジショニング 体位変換について 第5回は、体位変換について考えます。 私たち健康な人は、寝ているときに痺れや痛みを感じて無意識に寝返りをうち、体の向きを変えています。しかし、褥瘡発
第3回 新型インフルエンザ第2波に備えて
はじめに 新型インフルエンザH1N1型が発生し、水際封じ込め対策としての空港検疫や学校閉鎖等と大騒ぎとなりましたが、取り敢えず沈静化し、弱毒性とわかると日本はあっという間に「いつも通り」に戻ってしまいました。 しかしながら、新型インフルエンザは決して終息したわけではな
第5回 輸液ラインにフィルターは必要?
輸液ラインのフィルター 今回は、輸液や栄養のことに興味がある方なら、『興味をもって』読んでいただける内容だと思います。 そう、中心静脈カテーテルの管理上、問題となっている『輸液ラインにフィルターは必要なのか?』という内容ですからね。 しかし、私の中ではずっと以前より結論