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【術前・術後ケア】重症度が高い病態の患者を受け持った場面 ~大腸穿孔患者への術前・術後ケアより~
私の看護のエッセンス ●患者の「今」に捉われず、患者を点ではなく線として看ることが重要です。 ●業務優先の看護になってしまうことはありますが、そのことに気づき、気づいた時点で修正を行うことが大切です。 ●中堅看護師としての気づきをきっかけに、チーム
排尿日誌のつけ方|排尿ケアに必要な看護技術
排尿日誌とは、患者の排尿の状態を客観的にアセスメントするために用いるものです。排尿時間、排尿量、失禁量、就寝時間と起床時間、尿意や尿意切迫感の有無や強さ、失禁や頻尿が生じた時の状況(咳をした、知らないうちに漏れていたなど)を24時間経時的に記録します(図1)。 図
看護師は感情労働で成長できる!?
看護は感情労働 好きで始めた看護師という仕事。 一人ひとりの患者さん、ご家族の方達に向き合って、人の役に立ちたい、できるだけ、一人ひとりの希望をかなえたい、そう思って始めた看護師という仕事。なのに、長時間勤務が続き、無理な要求ばかりする患者さんに翻弄され
10.看護師のQOL向上に重要な自己効力感を高める教育側のかかわりと対策
看護師自身のQOL向上に重要な自己効力感 前回の「9.相互作用で看護を高めあう人的技術方略と組織的な取り組み」では、相互作用で看護を高めあう人的技術方略として、カンファレンスなどのグループ討議で重要なファシリテーターによるファシリテーションスキルの研鑽が大切である
骨転移のある患者さんの動作工夫|症状別がんの緩和ケア
Ⅰ.はじめに 骨転移はがん患者さんによくみられ、痛み、病的骨折、脊髄圧迫を引き起こします。骨転移がみられる患者さんへの対応は、痛みをできるだけ取り除くこと、骨折を避けることが大切です。今回の事例では、放射線治療や薬物療法だけでなく看護の工夫でどう対応するかも解説します
12月1日は「世界エイズデー」~東京オリンピックを前に、性感染症(HIV感染症を含む)感染予防対策を考える~
2019年10月23日に、「12月1日は「世界エイズデー」~東京オリンピックを前に、性感染症(HIV感染症を含む)感染予防対策を考える~」と題したプレスセミナーが行われました。HIVの克服は、社会全体で取り組んでいく必要があります。2020年を目前にした今、正しい知識への
消化器ストーマ(コロストミー・イレオストミー)の基本知識|種類と造設を行う疾患
ここでは、ストーマケアを行うにあたり、まずは知っておきたい基本知識を解説します。 【関連記事】 ● ストーマの排泄管理方法―便破棄・尿破棄の手順● 【ストーマケア】どう選ぶ? 患者さんに合ったストーマ装具 ストーマとは ストーマ(stoma)とは、手
【術前・術後ケア】患者が周術期に抱く不安に対応する場面 ~直腸がん患者への術前・術後ケアより~
私の看護のエッセンス ●患者が自分らしく過ごせるように支えます。 ●患者の不安は何なのか、漠然とした言葉にならないものなのか、具体的なものなのかを明らかにします。 ●チームで患者を看ます。 ●確実なケアは信頼につながります。 事例紹介 Bさ
排泄ケアチームづくりに必要な条件と求められる役割
排尿自立指導料ってなに? 2016(平成28)年度の診療報酬改定時に排尿自立指導料の告知(表1)が掲載され1)、「排尿自立指導料」が新規に保険収載されました。 表1:排尿自立指導料の実施の告知 排尿自立指導の目的は、尿道留置カテーテルを早期に抜去し、
【書籍紹介】看護師のための語彙力・対話力 あなたの印象と評価を変える 知っておきたい“言葉のマナー”
看護師の何気ない言葉遣いが、病院の評価や評判を決める時代に! 看護師にもホスピタリティが求められている、そう感じることはありませんか? SNSが普及した現代では、患者さんは医療サイトを見て病院選びを行うのが当たり前となっています。病院自体についてはもちろんのこと、
「第8回 血管内留置カテーテル管理研究会」開催のお知らせ
演題募集のお知らせ 第8回 血管内留置カテーテル管理研究会は、ただいま演題を募集しています。 特にPICCと一般演題について、下記メールアドレスまで、ふるってご応募ください。 参加事前登録も下記より受付中です。 演題募集 募集期間:2019年10月7
介護施設等において重要な役割を担う看護職員の評価・処遇|第50回日本看護学会ー在宅看護ー学術集会
2019年9月13日〜14日、宇都宮市文化会館/宇都宮市総合コミュニティセンターにて第50回日本看護学会ー在宅看護ー学術学会が開催されました。学術集会のメインテーマは「創造と実践力で支える在宅看護〜あらゆる世代・あらゆる場所で、あらゆる機会に〜」で、特別レポート企画では、
口腔ケア(出血時)|症状別がんの緩和ケア
I.はじめに 出血傾向にあるがん患者さんの口腔ケアでは、出血の前兆を見逃さないように関わる必要があります。事例を通して患者さんの状態に応じたケア用品の選び方や家族への配慮などを考えましょう。 II.事例の概要 A氏、70代後半、男性、肺がん、腰椎転移、が
特定行為研修制度を活用した在宅看護への期待|第50回日本看護学会ー在宅看護ー学術集会
2019年9月13日~14日に、宇都宮市文化会館/宇都宮市総合コミュニティセンターにて、第50回日本看護学会―在宅看護―学術集会が開催されました。今回のテーマは「創造と実践力でささえる在宅看護~あらゆる世代・あらゆる場所で、あらゆる機会に~」。ここでは、『特定行為研修制度
フレイルの評価基準(J-CHS基準)
1. このスケールは何を判断するもの? 「Friedらのフレイルの評価基準(以下CHS基準)」は、高齢者のフレイルの程度を評価するためのスケールです。日本においては、CHS基準をより簡便にした「J-CHS基準」が作成されています。 フレイルとは、加齢によっ