「在宅看護」の記事一覧
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CASE18 禁煙指導を進めてよいものか看護師が迷ったケース
困難事例18 禁煙計画に対して本人が断固拒否 88歳男性のCさん。独居であるが隣に息子夫婦が住んでおり、ときどき様子をみに来る環境で生活している。Cさんは若い頃からヘビースモーカーであり、1日1箱は吸ってきた。72歳のとき、肺がんにより右開胸手術をしたが、その後も呼
CASE17【続編】 主治医の方針が見えないときのアプローチ
困難事例17 主治医の関心が薄いと感じる胆管がん末期のBさん 今回は、前回ご紹介した「困難事例17のBさん」のその後をお伝えします。 ケースの振り返りとその後 82歳男性のBさん。末期の胆管がんであることが判明するも、積極的な治療はしないという方針から小さなクリニッ
CASE17 主治医の方針が見えないときのアプローチ
困難事例17 ターミナル期というのに代理受診が続けられているケース 小さな町のクリニックに通院中の82歳男性のBさん。胆管がんを有しているが、高齢のため進行はゆっくりであると考えた主治医の方針により、積極的な治療はせずそのまま経過観察していた。 その後、急速に
CASE16 モルヒネへの恐怖心から疼痛コントロールが図れない
困難事例16 認知症により疼痛コントロールが図りづらいケース Cさん、80歳男性。膵臓がんが末期の状態で見つかり、手術は不可能なレベルであったため、通院にて内服による対症療法を行い経過観察中である。 認知症があるため、どの程度の痛みがあるのかがはっきりせず、また家
CASE15 乳癌オペ後の自宅でのリハビリ継続の難しさ
困難事例15 放射線治療を挟んでリハビリの継続が途絶えてしまったケース 82歳独居の女性のBさん。1年以上前から胸のしこりに気がついていたが、家族に心配をかけたくないために、症状を隠し、受診せずに生活を続けていた。その結果、腫瘍はカリフラワー状の自壊創へと巨大化し、
CASE14 不定愁訴が多いが、対症療法薬の管理も困難
困難事例14 不定愁訴が多く内服管理が困難なケース 70歳で左肺がんで左開胸手術を実施したAさん。その後、術後の後遺症かははっきりしないものの、8年経過している現在も左肩の強い凝りが続いている。 また不定愁訴が多く、市販薬の風邪薬を追加で飲むことが多々あり。
CASE13 内服管理を通して見えた他職種連携の大切さ
困難事例13 リウマチによる炎症で内服管理が難しい独居男性のケース 80歳男性、Aさん、独居。 リウマチによる炎症が強く、自宅内では介助がなければほとんど歩けない状態である。日中はリビングの椅子に座って1日を過ごしている。 訪問開始当初は、本人の管理により自己内
CASE07【続報】栄養管理をしても減量になかなか結びつかないケース
CASE07【続報】栄養管理をしても減量になかなか結びつかないケース 今回は、以前ご紹介した「困難事例7のAさん」のその後をお伝えします。 ケースの振り返りとその後 50歳男性。5年前に脳梗塞と脊椎梗塞を起こし下半身は完全麻痺。上半身は左側に不全麻痺があ
CASE12 神経質で細かい要求が多く、ヘルパーが疲弊してしまったケース【2】
困難事例12 細かく要求の多いBさんとのかかわり 前回までの経緯 60歳男性のBさんは、多発性硬化症で現在ベッド上での寝たきり生活を送っている。 かなり神経質であり、異常なまでのシーツのシワ伸ばしや尿道カテーテルの位置の再確認に、担当のヘルパーたちが疲弊し、
CASE12 神経質で細かい要求が多く、ヘルパーが疲弊してしまったケース【1】
困難事例12 ベッドのチリ1つで何度も呼ぶBさん 60歳男性のBさん。多発性硬化症により、現在ベッド上での寝たきりの生活。 82歳の母親との2人暮らしである。 細かいところが気になる性質である。ベッド上にあるチリ1つが気になり、1つひとつつまんでは、ゴミ箱を持っ
CASE11 訪問時の食事を断ったことから認知症が拡大したケース【2】
困難事例11 さらにさまざまな認知症状が出始めたCさん 前回までの経緯 お料理好きで温厚な性格の72歳女性Cさん。糖尿病管理で訪問看護が入っていたが、毎回用意される手料理を受け取れないとお断りしたあたりから、Cさんの態度に変化が現れた。 もともと「誰かに見張られ
CASE11 訪問時の食事を断ったことから認知症が拡大したケース【1】
困難事例11 認知症による妄想が進行していくCさん 72歳女性のCさん。娘は1人いるが遠方に住んでおり1人暮らしである。 始めは糖尿病の血糖値管理を目的に訪問看護が入っていた。もともと料理人のため、手料理で人をもてなすことが大好きで温厚な方であった。 訪問時も「
CASE10 医療関係者と家族との間に温度差があったケース
困難事例10 自宅の環境整備を受け入れない夫婦 80歳女性のBさん。膀胱がんで治療中。 3年前にがんが発見されたとき、外科的な手術をするかどうか迷ったが、手術はせず内科的な治療で、残りの人生を夫婦2人で楽しみながら過ごすことを決め、現在に至る。 最近までは大
CASE9 障害を持ちながら子育てをする家族へのサポートを考える2
困難事例9 障害をもって子育てするAさんへのサポート ■前回のあらすじ 脊髄損傷(C8Th1)にて不全麻痺があり車椅子生活をされているAさん。 リスクを抱えながらも妊娠、32週で低出生体重児を出産。しばらく実家のサポートを受けて生活していたが、自立のため家族
CASE09 障害をもちながら子育てをする家族へのサポートを考える1
困難事例9 脊髄損傷でありながら子育てをはじめたAさん 子供のころの事故で脊髄損傷(C8Th1)にて不全麻痺があるAさん。 受傷当事は、障害の受け入れに時間がかかったというが、前向きに現実と向き合い、車椅子生活になるも大きな体調の変化はなく過ごし、30歳で