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【連載】訪看ステーション「よつば」の公開カンファレンス

CASE11 訪問時の食事を断ったことから認知症が拡大したケース【1】

  • 公開日: 2017/1/19
  • 更新日: 2020/10/22
  • 執筆

株式会社のものも よつば訪問看護リハビリステーション 看護主任看護師、臨床検査技師麻布大学臨床検査技師コース卒業後、東邦大学医療短期大学看護科へ入学。卒後、東邦大学医療センター大森病院でNICUに4年従事する。その後、横浜旭中央総合病院で外来にて抗がん剤治療などを担当。2012年より訪問看護に従事、2016年より現職。「ナースプレス」にて、「泣いて笑って訪問看護」を2015年6月から2016年3月まで連載(https://nursepress.jp/219246)月刊「ナース専科」(エス・エム・エス)にて、2015年11月号から「川上加奈子の訪問看護diary」を3回連載。「エキスパートナース」(照林社)にて、2015年1月号から「現場発エッセイ 訪問で開く看護のトビラ」を3回連載。月刊ナーシング(学研メディカル秀潤社)にて、2018年5月から1年間「あしたからできる地域連携」を連載。2020年1月には慶応義塾大学研修会「在宅で浮腫みのケアを広げよう。基礎から実践まで」にシンポジストとして登壇予定。SNSでは「キュアとケアがわかる!在宅医療、介護メディアcucare」で2018年1月から10月まで連載。ほか、趣味としてInstagramで訪問看護や愛猫の漫画も掲載中(grace06290629で検索)専門分野は、在宅看護、地域連携、地域医療

困難事例11 認知症による妄想が進行していくCさん


72歳女性のCさん。娘は1人いるが遠方に住んでおり1人暮らしである。
始めは糖尿病の血糖値管理を目的に訪問看護が入っていた。もともと料理人のため、手料理で人をもてなすことが大好きで温厚な方であった。
訪問時も「ちょっと煮物を作ったから食べてみてほしい」と言われ、断ると哀しい顔をされるため、味見程度にいただくこともあった。
しかし、訪問を重ねるうちに、当たり前のように食事が用意されるようになり、さらに持ち帰り用にタッパーに詰めて準備する行動が見られ始めたため、食事の準備をされても困ること、受け取れないことをお話しした。
Cさんは大変哀しまれていたが、さらにその日を境に、Cさんの様子が徐々に変化していった。


カンファレンスの目的


食事を作って用意してくれるCさんへの対応について、訪問看護師としてどのようにすべきだったか。また態度が変わってしまったCさんに対して、今後どのようにすべきか、よつばメンバーでカンファレンスを開くこととなった。

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