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電解質異常

電解質異常関連の記事の一覧です。

電解質とは、水などの溶媒に溶解した際に陽イオンと陰イオンに電離する物質のことで、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、リン(P)、クロール(Cl)、重炭酸(HCO3)などがあります。身体の機能の維持や調節など、生命活動に必要な役割を果たすために、ある一定の範囲内で保持されています。電解質異常は検査値の異常から発見されることがほとんどですが、患者さんの疾患から電解質異常を推測する視点を持つことも大切です。

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「電解質異常」の記事一覧

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【シリーズ第1弾 心電図って面白い!】 第2話 イオンチャンネルと膜電位

今日は週に一回、平手教授がC大学からE病院へ集中管理や手術の邪魔をしに、じゃなくて指導をしにやって来る日です。あらあら、今回も待ち構えているのは看護師のたくみ君と美和さんのようです。 ところでイオンチャンネルって何? たくみ君「先生、待ってました。先週

2018/4/12

「カリウム濃度異常」への輸液療法|インアウトバランスから見る!

脱水や浮腫などの症候だけでなく、腎不全、心不全、糖尿病など、さまざな疾患の原因となるIN/OUTバランス(水分出納)。ここでは、IN/OUTバランスについて解説します。 体内ではこんなことが起きている! ナトリウムが主に細胞外液に存在するのに対し、カリ

2015/6/21

「ナトリウム濃度異常」への輸液療法|インアウトバランスから見る!

脱水や浮腫などの症候だけでなく、腎不全、心不全、糖尿病など、さまざな疾患の原因となるIN/OUTバランス(水分出納)。ここでは、IN/OUTバランスについて解説します。 体内ではこんなことが起きている! ナトリウムは細胞膜を介して細胞内外で水の移動を起

2015/6/20

水・電解質のバランス異常を見極めるには?

脱水や浮腫などの症候だけでなく、腎不全、心不全、糖尿病など、さまざな疾患の原因となるIN/OUTバランス(水分出納)。ここでは、IN/OUTバランスについて解説します。 水・電解質のバランス異常を見極めるには? 水・電解質のバランス異常を補正するには

2015/6/4

第9回 カリウム異常はなぜ起こる?

今回のテーマは「カリウム」です。電解質検査においてはナトリウムに次いでおなじみの項目であり、臨床で高/低カリウム血症という病態に遭遇することも珍しくありません。 多くの場合は狂ってしまったカリウム値を是正する方向で治療がなされますが、まずは「どのような原因で起こるの

2014/10/26

【高リン血症】原因・症状・治療ポイント

高リン血症の原因 血清P濃度が5.0mg/dl以上のとき、高P血症と診断されます。これは、過剰なPを腎臓で排泄できない状態を示します。 原因には、Pの過剰摂取と排泄量の低下があります。Pの排泄は90%以上が腎臓から尿中へと出されるため、腎機能が低下する

2014/8/3

【低リン血症】原因・症状・治療ポイント

*2016年12月22日更新 低リン血症の原因 血清P濃度が2.5mg/dℓ未満の状態が低P血症であり、体内のP欠乏を意味します。ただし、病態によっては体内のPが正常であっても、血清P濃度が低下する、P欠乏を伴わない低P血症を呈することもあります。

2014/8/3

リンの調整機序(吸収と排泄) 3つのポイント

リンの調整機序 ポイント1 摂取したPは腸管で吸収、同量を腎臓から排泄 体内のPは、85%がCaとともに骨に蓄積されています。残る14%ほどが軟部組織に、1%以下が細胞外液にあります。 細胞内のPは主要な陰イオンであり、糖代謝、酸塩基平衡の維持へ

2014/8/2

【高マグネシウム血症】原因・症状・治療ポイント

高マグネシウム血症の原因 血清Mg濃度が2.7mg/dl以上のときに診断されます。Mg過剰の原因には、腎機能障害による腎排泄の低下と大量のMg摂取の2つがあります。 最も多いのがGFR 30ml/分以下の腎不全で、このほか腎機能が低下した高齢者などでも起こりや

2014/8/1

【低マグネシウム血症】原因・症状・治療ポイント

低マグネシウム血症の原因 血清Mg値が1.25mg/dl以下でMg欠乏が疑われます。主な原因には、腎排泄の亢進と腎外性の2つがあります。 前者では、腎機能低下による尿細管での再吸収の減少、後者では長期的なMgの摂取不足や、下痢・嘔吐などでの排泄過多が挙

2014/8/1

マグネシウムの調整機序

【関連記事】 ■電解質とは?身体のしくみと電解質異常 マグネシウムの調整機序 酵素の活性化、蛋白合成、CaやKの代謝に関係 Mgは生体内でNa、K、Caの次に多い陽イオンであり、Caとともに骨の主要な成分です。成人での体内総量約25g(2000

2014/7/31

低カルシウム血症・高カルシウム血症|原因・症状・治療のポイント

カルシウムの調整機序 3つのポイント ポイント1 Caイオン上昇が細胞の機能を調整 体内におよそ1kgあるCaは、99%以上が骨や歯に貯蔵され、1%弱が心筋・骨格筋、細胞外液などに存在しています。 このCaの役割には、 ●骨や

2014/7/30

低カリウム血症・高カリウム血症|原因・症状・治療・看護のポイント

カリウムの調整機序 ポイント1 細胞内外でカリウム濃度差が大きい カリウムは細胞内液の主要な陽イオンで、体内カリウム総量のうち98%が細胞内液に存在し、細胞外液に含まれる量はわずか2%です。 また、細胞内液のカリウム濃度は約100mEq/lと高いのに

2014/7/28

【高ナトリウム血症】原因・症状・治療ポイント

高ナトリウム血症の原因 体内の水分に比べてNaが過剰にある状態、あるいはNaに対して水の喪失が顕著に生じた状態で、「血清Na値が150mEq/l以上」と定義されています。 Na濃度が上昇すると血清浸透圧も上がり、体液は浸透圧によって細胞内液から細胞外液

2014/7/26

【低ナトリウム血症】原因・症状・治療ポイント

【電解質異常のまとめ記事】 ■電解質とは?身体のしくみと電解質異常 【関連記事】 * 【高ナトリウム血症】原因・症状・治療ポイント * ナトリウムの調整機序 3つのポイント 低ナトリウム血症とは? 血清ナトリウム濃度が135mEq/l未満の場合を低

2014/7/26