マグネシウムの調整機序
- 公開日: 2014/7/31
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マグネシウムの調整機序
酵素の活性化、蛋白合成、CaやKの代謝に関係
Mgは生体内でNa、K、Caの次に多い陽イオンであり、Caとともに骨の主要な成分です。成人での体内総量約25g(2000mEq)のうち、60~70%が骨に、約30%が筋肉や肝臓などの実質臓器にあります。
細胞外液中に含まれるのは全体のわずか1%と少なく、そのため、体内Mg量の欠乏が必ずしも低Mg血症を示すとは限りません。
細胞外液の血清Mg濃度は2.0~2.5mg/dlに保たれ、約55%がイオン化Mgとして、残りは蛋白質などと結合した形で存在しています。生体機能の維持にはこのイオン化Mgが重要な役割を果たします。
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