「カテーテル全般」の記事一覧
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血管内治療(EVT)後の安静時間はどれくらい?
Q.血管内治療後は安静指示が出ますが、座位や歩行ができるようになるまで、安静時間はどれくらい必要になりますか? A.血管内治療後の安静時間について、明確に定められた一律の基準はありません。そのため、実際の臨床現場では、各施設が独自にプロトコールを設け、医師や看護師を含む医
心臓カテーテル検査の前にフロセミドの内服を控えるのはなぜ?
Q.フロセミドを内服している患者さんが心臓カテーテル検査を行うことになりました。検査当日にかぎり、検査後に内服するように指示があったのですが、なぜでしょうか? A.最大の理由は、造影剤腎症(造影剤誘発性急性腎障害)のリスクを回避するためです。 フロセミドとは
心臓カテーテル検査前にカフェイン摂取が制限されるのはなぜ?
Q.心臓カテーテル検査を行う際、検査前日にカフェイン摂取が制限されるのはなぜですか? 以前の勤務先では特に制限はなかったのですが、施設により違うのでしょうか。 A.カフェインは、冠血流予備量比(FFR)測定において使用する一部の薬剤(アデノシン、ATPなど)がもつ血管拡張
血管造影室での患者さんの寒さ対策はどうしている?―血管造影室に働いている看護師100名のアンケート結果から見えることー【PR】
2020年12月にナース専科の会員で血管造影室に働いている方を対象に、血管造影室の患者さんの寒さ対策についてアンケートを行いました。100人の回答から見えてきた寒さ対策への課題と工夫についてご紹介します。 約6割以上の看護師が「血管造影室では半数以上の患者さんが寒さを訴えて
「第8回 血管内留置カテーテル管理研究会」開催のお知らせ
演題募集のお知らせ 第8回 血管内留置カテーテル管理研究会は、ただいま演題を募集しています。 特にPICCと一般演題について、下記メールアドレスまで、ふるってご応募ください。 参加事前登録も下記より受付中です。 演題募集 募集期間:2019年10月7
チューブ・カテーテル類の適切な固定と貼り方・剥がし方のコツ【PR】
チューブ・カテーテル類をしっかりと固定し抜去がないようにするためには、固定に適したテープ・ドレッシング材選びと適切に固定することが大切です。今回は、この2つについて解説していきます。 適切なテープ選びと固定方法のコツ 適切な選び方 テープは、以下
第3回 カテーテル関連感染への注意
カテーテル関連感染は皮膚バリア障害から生じる感染です。易感染性のがん患者さんにおいて、どのような対策が必要なのかを解説します。 カテーテル関連感染予防の基本とポイント 血管内留置カテーテルの場合 中心静脈カテーテルの挿入時には、感染を減らすために
チューブ・カテーテルのルート交換頻度ってどれくらい?
末梢静脈ルート、中心静脈カテーテル、胃管チューブなど各種ルートはどれくらいの頻度で交換するのがよいのでしょうか。感染管理の面からも、交換のタイミングは大切になります。根拠とともに、それぞれのルートの交換のタイミングを知っておきましょう。 Q. 末梢静脈ルート、中心静
第1回 カテーテルの種類(中心静脈カテーテル、末梢静脈カテーテルについて)
カテーテルの分類 この輸液管理のセッションを担当することになりました、医療法人川崎病院外科の井上善文です。よろしくお願いします。 輸液管理を理解するためには、輸液を投与するためのカテーテルについて知っておかなければなりません。 そこで、第1回のタイトルとしては『カテ