「藤田昌久」の記事一覧
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血液媒介病原体曝露防止と曝露時の対応
※ここでは血液媒介病原体の曝露防止策と曝露してしまったときの対応を解説します。実際の対応に際しては、各医療施設で示されている感染対策に従いましょう。 個人防護具の適切な活用 注射針の刺入・抜針、採血時には必ず手袋を使用します。手指に傷がある場合、手袋の着
手指衛生~石けんと流水による手洗いの手順
石けんと流水による手洗いの手順 以下の手順で、最低15秒以上かけて、手指を擦り合わせて洗浄を行います。この手順により、皮膚上の細菌数を90%以上除菌できるとされています。 湿潤した皮膚は微生物が伝播しやすいので、洗浄後はペーパータオルで水分をよく拭き取り、
手指衛生~アルコール擦式消毒剤による手指衛生の手順
アルコール擦式消毒剤による手指衛生の手順 アルコール擦式消毒剤は、少量だと効果が劣ってしまうため、メーカーが指示する必要量を使用するようにします。 また、石けんと流水による手洗いと同様、手指を擦り合わせながら塗るようにします。手指全体に塗り広げただけでは、
手指衛生が必要な場面とは?〜根拠がわかる看護技術
※ここでは一般的な感染対策について解説しています。実際の対応に際しては、各医療施設で示されている感染対策に従いましょう。 また、本解説は手術時手指消毒を除きます。 手指衛生の方法-石けんと流水による手洗いと速乾性手指消毒薬を用いた方法― 手指衛生に
スタンダードプリコーション(標準予防策)の基本知識
※ここでは一般的な感染対策について解説しています。実際の対応に際しては、各医療施設で示されている感染対策に従いましょう。 スタンダードプリコーション(標準予防策)とは すべての患者さん・家族、医療従事者に対して、標準的に用いる最も重要で基本的な感
最終回 【空気・飛沫・接触編】感染予防策の対応
これまで経路別予防策について解説してきました。最終回の今回は、接触感染予防策について解説します。 Q 接触感染予防策の対応として誤っているものはどれですか (1)感染性胃腸炎、クロストリジウムディフィシルによる感染症患者さんに対応した後は基本的に石けん
第16回【空気・飛沫・接触編】空気感染する疾患、そして予防策は?
感染経路には、空気、飛沫、接触といった種類がありますが、これらの違いを知っておくことが、正しい予防策の第一歩となります。今回は、空気感染で感染する疾患、予防策について学んでいきましょう。 Q. 空気感染する疾患はどれですか? 3つ選択してください。 (
【中心静脈カテーテル】消毒方法とドレッシング材の使い方・交換手順
中心静脈ルートにおける感染は、致死的な敗血症の原因となる場合もあり、ドレッシング材などの管理は大切です。ドレッシング材の交換とその手順について、正しい知識を学んでいきましょう。 Q 留置部位のドレッシング材交換は、定期的に行うべきですか? ※A NO
第13回【尿道留置カテーテル関連編】一番効果のある感染防止策は?
尿道カテーテルの留置は尿路感染の原因となることから、その予防策は重要です。しかし、効果のある感染防止策がわからず、じつは、根拠のない対策をしているということも……。感染リスクについて理解し、適切なケアを行いましょう。 Q. 尿道留置カテーテル関連感染防止に最
第12回【血液・体液曝露防止編】患者さんの血液や体液が曝露してしまったら?
細心の注意を払うためにも、患者さんの血液や体液の曝露にどのくらいの感染リスクがあるのかを知っておきましょう。また万が一、曝露したときにあわてないように、その対応を覚えておくことも重要です。 Q. 患者さんの血液・体液が曝露したとき感染リスクが最も高いものはど
第11回【血液・体液曝露編】手袋や安全器材で予防できる?
あなたは手袋や安全器材の効果をどのくらい知っていますか? 自分の身を守るためにも、血液・体液暴露防止対策について学んでいきましょう。 Q. 針刺しや切創時に手袋を着用していると曝露防止対策として効果があるって本当? ※A. YES 手袋を突き抜ける際
第10回【環境管理編】環境整備の実施回数は多いほどいい?
ベッド柵や床頭台などの清拭などは1日に何回していますか? こういった環境整備の実施回数が感染対策にどの程度効果があるのかを知って、過不足なく実施できるようになりましょう。 Q. 環境整備を頻回にすることは感染対策上有効な方法ですか? ※A. NO
第9回【環境管理編】環境整備のとき、消毒薬使用は必須?
多剤耐性菌や感染性胃腸炎などに罹患している患者さんとそうでない患者さんの病室の環境整備を行う際、どのような区別をしていますか?消毒薬を使い分けたりする必要があるのかどうか迷ったことはありませんか? 今回は、そんな病室の環境整備を行う際の消毒薬の使い分けについて解説してい
第8回【廃棄物管理編】バイオハザードマークを使う分類って?
廃棄物管理については、まずは基準を知って、適切な廃棄を行いましょう。 Q. 廃棄物の処理方法で誤っているものはどれですか? (1)感染性の廃棄物の内容物の表示(バイオハザードマーク)で、鋭利物は黄色、固形状の可燃および不燃物は橙色、液状/泥状のものは赤
第7回【消毒・滅菌・洗浄編】滅菌物の保管期間と汚染度の関係
消毒・滅菌・洗浄は器材を使用する上で欠かせません。 それぞれの目的と役割、取り扱い方法を知っておきましょう。 Q. 滅菌物は保管期間が長いほど汚染される可能性が高いって本当? ※A. NO 滅菌物が汚染されないように正しい保管管理を ※開封