冬の多発疾患を極める!
記事数:9
"連載「冬の多発疾患を極める!」の記事一覧です"
記事数:9
"連載「冬の多発疾患を極める!」の記事一覧です"
9件/9件
脳梗塞はこんな疾患 ●何らかの原因で、脳の血管が狭窄・閉塞し、虚血が起こって、その血管が支配する領域の脳組織が壊死した状態。 ●おもな原因は、高血圧、動脈硬化、血栓など。心疾患、糖尿病を持つ人も高リスク。 ●病態によって、アテローム血栓性脳梗塞(粥腫が原因の
気管支喘息はこんな疾患 ●慢性の気道炎症や気道過敏性の亢進によって、気道が狭窄・閉塞を起こしている状態。 ●主症状は咳、喘鳴、呼吸困難などで、発作性で反復することが特徴の慢性疾患。 ●発作強度には、症状が軽度の小発作、中等度の中発作、高度の大発作、エマージェンシ
今回は、気象条件が身体にどんな影響を与えるのか、また、冬に発症・増悪のリスクが高まる疾患について解説します。 気象の変化と身体のしくみ 気温の変化による影響 まず、気温が下がると、血圧は上昇します。その要因には、「寒い」と感じること自体がストレスになる
冬になると、特定の疾患が多発したり増悪したりする、と経験的に感じている看護師は少なくありません。でも、それらが本当に気象や環境因子の影響を受けていることに関しては、あまり知られていません。今回は、気象病について解説します。 気象病(季節病)という考え方 私た
脳出血は、気温が低い日や気温格差の激しい日に起こりやすいのが特徴です。 原因としては高血圧が多いため、冷水を使いながらの力仕事や、寒いトイレでいきんだときなど血圧が上昇しやすい条件下では特に注意が必要です。 脳出血はこんな疾患 ●脳血管からの出血によって
心筋梗塞とは、冠動脈の閉塞による虚血性心疾患の一つです。気圧や気温の低いときが最も発症率が高く、なかでも朝から午前中にかけて起こりやすいといわれています。 ▼不整脈の看護について、まとめて読むならコチラ 不整脈の看護|検査・治療・看護のポイント ▼心不全の看
冬季に流行するインフルエンザは、ウイルスによって引き起こされる急性呼吸器感染症です。 小児や高齢者では合併症による死亡例も報告されているように、たかが“かぜ”と軽視してはいけません。 インフルエンザはこんな疾患 ●インフルエンザウイルスによって引
インフルエンザとともに、冬季の集団感染の原因として多いのがノロウイルスです。 強力な感染力を持ち、激しい嘔吐と下痢を伴う急性胃腸炎を引き起こします。 ノロウイルスとは?こんな疾患 ●ノロウイルスが病原体となる急性胃腸炎で、強い感染力を示す。 ●感染
肺炎はこんな疾患 ●微生物が気道を通って肺胞へと入り、増殖することで肺に炎症が起こる疾患。 ●急性の細菌性感染症で、おもな原因菌に肺炎球菌、インフルエンザ菌、黄色ブドウ球菌、レジオネラ菌などがある。 ●感染環境によって市中肺炎(生活圏で感染・発症。おもな原因菌は