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麻酔を極めよう!

記事数:6

"麻酔にはさまざまな種類があり、目的に合わせて使い分けられています。そのため、使用する薬剤も違えば、観察ポイントも違います。この連載では、それぞれの麻酔の目的や実施方法、看護のポイントについて解説し、臨床で働く看護師がどこをポイントにケアを行えばよいのかを知ってもらいます。"

「麻酔を極めよう!」の記事一覧

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第6回 末梢神経ブロック(伝達麻酔)|適応、方法、合併症・副作用

末梢神経ブロック(伝達麻酔)とは  末梢神経周囲に局所麻酔薬を投与する麻酔法で、伝達麻酔とも呼ばれます。脊柱管内の脊髄から出た脊髄神経(末梢神経)は四肢や体幹に枝分かれしていきます。手術部位に合わせた神経支配を考慮し、目的とする末梢神経本幹や神経叢(解剖学的に名前の付いた太

2021/6/21

第5回 硬膜外麻酔|適応と禁忌、実施方法、使用薬剤、副作用と合併症

硬膜外麻酔とは  脊髄を覆っている硬膜の外側の空間(硬膜外腔)に局所麻酔薬を投与する麻酔法で、カテーテルを留置して持続的に薬を注入する方法が一般的です。投与された薬は脊髄や周囲の神経繊維に浸透して鎮痛効果を表しますが、穿刺部位や薬の注入量を調整し、効かせたい脊髄分節の範囲に

2021/5/12

第4回 脊髄くも膜下麻酔(腰椎麻酔、脊椎麻酔)|適応・禁忌、使用薬剤、方法・手順、看護のポイント

脊髄くも膜下麻酔とは、どのようなときに行うのか、使用する薬剤や手順などを解説します。 【関連記事】 ● 第1回 麻酔総論|全身麻酔と局所麻酔● 第5回 硬膜外麻酔|適応と禁忌、実施方法、使用薬剤、副作用と合併症 脊髄くも膜下麻酔とは  脊髄を覆っている膜の下、

2021/4/17

第3回 局所浸潤麻酔|使用する薬剤の種類、実施方法、副作用と合併症、観察項目

局所浸潤麻酔とはどのような目的で実施するのか、どのような薬剤を使用するのかを解説します。 局所浸潤麻酔とは  皮膚や皮下、粘膜に局所麻酔薬を注入することで目的とする部位の知覚神経を一時的に麻痺させる(痛みを取る)方法です。  手術では、ホクロや皮膚病変の切除、切

2021/3/25

第2回 全身麻酔の看護|使用する薬剤の種類、方法、副作用・合併症、観察項目

【関連記事】 *硬膜外麻酔(エピ)の穿刺部位と手順【マンガでわかる看護技術】 *術後痛のアセスメントとは|術後急性期の痛みの特徴とケア *第3回 局所浸潤麻酔|使用する薬剤の種類、実施方法、副作用と合併症、観察項目 全身麻酔とは  全身麻酔は「痛

2021/2/11

第1回 麻酔総論|全身麻酔と局所麻酔

麻酔とは何か  どんな小さな手術でも、何らかの麻酔がないと患者さんの痛みやストレスを和らげることはできません。日本で「麻酔」という言葉が作られたのはおよそ170年前の江戸時代後期と言われており、「麻」は痺れて感覚がなくなること、「酔」は意識が消失すること、を表してい

2020/8/8