第1回 血液ガス記号の覚え方のコツ
- 公開日: 2015/12/25
- 更新日: 2021/1/6
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血液ガス分析とは?基準値や読み方について
肺炎を起こしやすい高齢者やCOPDを抱える患者さんが増加傾向にある昨今。みなさんの中にも、呼吸ケアに携わる機会が増えた人も多いのではないでしょうか?この連載では、「呼吸ケアを学び直したい!」と考える入職3年目のナースの、気ままに呼吸ケアを極めていく道のりを綴っていきます。
3ステップで化学記号を解読!
最近、呼吸器系の疾患を抱える患者さんが多くなったせいか、血ガス分析を実施することが増えた気がするな。なのに、「PaO2とSaO2違いは何か」「データは何を意味するのか」「酸塩基平衡って何?」と後輩に聞かれても、正確に説明する自信がない……。
「血液ガスデータが読めれば、患者さんの体で何が起きているのかもわかるのに!」と歯がゆい思いをすることも多くなってきたし。この際、「血液ガス」について基礎から学び直してみよう!
新人時代に買った呼吸ケアの書籍を探し出して、早速おさらい!うっ……。相変わらず似たような記号ばっかりで、頭がクラクラする。化学記号や計算がニガテで、逃げ回っていたツケがまわってきたのかも。まずは、化学記号の覚え方を確実にマスターしなきゃ! そういえば、前に同期のMが「3つのステップで考えるようにしたら、記号が覚やすくなった」と話していたっけ。試しに「PaO2」で挑戦。