1. トップ
  2. 看護記事
  3. 医療・看護技術から探す
  4. 患者支援
  5. 【看護倫理・事例】第11回<問題編>個人情報の取り扱いに悩んだケース

【連載】ケースで考えよう!看護倫理レッスン

【看護倫理・事例】第11回<問題編>個人情報の取り扱いに悩んだケース

  • 公開日: 2014/9/23

日々の看護のなかに意外に多く潜んでいる倫理的問題。
それらの解決のためには、まず、倫理的な違和感に気づくセンスが大切です。

今回は、患者さんの個人情報の保護と共有に関するケースをもとに、センスを磨く練習をしてみましょう。


今回の患者さん

  1. 石川良二さん(仮名)
  2. 60歳代
  3. 男性
  4. 進行がん

石川さんは、半年前に進行がんの手術を受けましたが、再発のため再入院。
現在、緩和ケアを受けながら、夫婦で励まし合って治療に臨んでいます。

入院当初、医師から病状の説明を受けました。このとき妻と親戚が同席。

  1. ● 現在の妻と再婚であること
  2. ● 妻と親戚の間には財産問題があること
  3. ● 別居している娘さんが1人いるが、子どもが生まれたばかりで病院には来られないこと

をお話されました。

看護師は、退院したいという石川さん夫婦のために、在宅療養の準備に向けて調整を行い、妻に介護指導を行うことになりました。

この記事を読んでいる人におすすめ

カテゴリの新着記事

終末期の患者さんへの看護計画|心不全の終末期の患者さん

心不全で終末期の患者さんに関する看護計画  心不全とは心臓に何らかの異常が生じて心臓のポンプ機能が破綻した状態です。増悪や寛解を繰り返しながら心臓の機能は徐々にあるいは急速に低下していき、終末期を迎えます。今回は心不全で終末期の患者さんに関する看護計画を立案しました。

2024/2/28