【看護倫理・事例】第11回<問題編>個人情報の取り扱いに悩んだケース
- 公開日: 2014/9/23
日々の看護のなかに意外に多く潜んでいる倫理的問題。
それらの解決のためには、まず、倫理的な違和感に気づくセンスが大切です。
今回は、患者さんの個人情報の保護と共有に関するケースをもとに、センスを磨く練習をしてみましょう。
今回の患者さん
- 石川良二さん(仮名)
- 60歳代
- 男性
- 進行がん
石川さんは、半年前に進行がんの手術を受けましたが、再発のため再入院。
現在、緩和ケアを受けながら、夫婦で励まし合って治療に臨んでいます。
入院当初、医師から病状の説明を受けました。このとき妻と親戚が同席。
- ● 現在の妻と再婚であること
- ● 妻と親戚の間には財産問題があること
- ● 別居している娘さんが1人いるが、子どもが生まれたばかりで病院には来られないこと
をお話されました。
看護師は、退院したいという石川さん夫婦のために、在宅療養の準備に向けて調整を行い、妻に介護指導を行うことになりました。
参考になった
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参考にならなかった
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