1. トップ
  2. 看護記事
  3. 看護管理
  4. コミュニケーション
  5. 同僚とのコミュニケーション
  6. 入職前に知っておきたい心得6か条

【連載】伝える技術

入職前に知っておきたい心得6か条

  • 公開日: 2015/3/20
  • 更新日: 2020/10/21

入職や異動に伴う環境の変化でうまく意思の疎通が図れずに悩む人が少なくありません。
そこで、まずはコミュニケーションを上手に取るための基本姿勢についてアドバイスしましょう。


▼看護師のコミュニケーションとマナーについて、まとめて読むならコチラ
看護師のコミュニケーションとマナー


新人ナースが知っておきたい心得6か条

 1. 指示があったときには、しっかり返事(反応)をしよう
 2. 「何か私にできることはありますか?」という姿勢をもとう
 3. 説明を受けて理解できなかったことは、その場で質問・確認し、誤解のないようにしよう(わかったふりをしない)
 4. 何度も同じことを聞かなくても済むように、メモを取るなど早く覚える努力をしよう
 5. アドバイス・指導は前向きに、素直に受け止めよう
 6. 相談する際は自分なりの意見や考えをもち、聞かれたら答えることができるように心の準備をしておこう

【先輩ナースも知っておこう!】

 新人への指導は、社会人・職業人として足りない部分を補うことから始まります。例えば、先輩看護師は指示があった際に返事をするのが「当たり前」と思っていても、今はそう思わない人も増えています。そこで「しっかり返事をする」ことをルール化するなど、新人にはコーチングよりもティーチングを基本とします。

 また、現在は先輩の手技を見て覚える時代とは違い、新しい手技や処置はまず先輩が手本を見せ、次に一緒にやり、最後に1人でできるかを確認する方法が一般的です。その場合も質問がないから「わかっている」と思っていると、実は「わかっていない」ことが多くあります。

 風潮として完璧主義の傾向が強まり、看護師として先輩に負けているような気持ちから、わからないことがあっても自分から聞くことができない人が増えているのです。

 わからないまま勝手に判断した結果、ミスが起これば迷惑がかかるのは患者さんです。そこで新人には「勝手にやらず、わからないことは必ず聞く」ことをルール化しておきます。

 教えるときにも、相手のプライドを傷つけない態度が大切です。それには自分が新人時代に素直に受け入れることができた指導法を思い出してみるとよいでしょう。そして、頭ごなしに否定せず、どうして間違ったのかを「一緒に振り返る」ようにします。

>>次ページは、「先輩ナースには絶対に使ってはいけないDワードとは?」。

先輩ナースには絶対に使ってはいけないDワードとは?

 言葉のなかには、使わないほうがよい言葉がいくつかあります。その代表格が「Dワード」です。「だって」「でも」「どうせ」といったDで始まる言葉のことで、この言葉の後に続くのは、ほとんどが愉快な話ではありません。

 例えば、「だって、私は忙しかったから」「でも、私はできないし」「どうせ、できないから仕方がない」といったように、誰に対しての発言にしろ、好ましくない言葉が続きます。

 また、事実をそのまま伝える場合、正論を伝えると、相手の心証を害することがあります。例えば、教わっていない仕事を頼まれ、「まだ教えてもらっていないのでできません」と何げなく答えたとしても、先輩は、「私の指導が足りなかったことを指摘している」と考えてしまうかもしれないからです。

 自分が先輩だったら、そのようには思わない、全く気にならないという人もなかにはいるでしょう。でも、実際には気になる人がいるのですから、知らず知らずのうちに相手を怒らせていることもあるのです。気にする人なのか、気にしない人なのか、相手の気持ちに配慮する感度を高め、その人に寄り添った伝え方を心がけることが大切です。

(『ナース専科マガジン』2015年4月号から改変利用)