発赤とは? 発赤と褥瘡を見分ける『ガラス板圧診法』『指押し法』って?
- 公開日: 2015/6/23
いざ褥瘡の患者を目の前にしたとき、経験不足から実践に迷いがあったり、ケアに自信が持てないこともあるでしょう。そこでここでは、褥瘡ケアで今さら聞けないギモンを取り上げ、解説します。
まとめ記事
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「d1褥瘡=持続する発赤」と「反応性充血」の見極めには、『ガラス板圧診法』または『指押し法』を活用します
褥瘡発生の初期は、発赤という皮膚の変化がみられることがほとんどですが、発赤の全てが褥瘡とは限らず、「一時的な発赤」といわれるものがあります。一時的な発赤とは、真皮深層の微小血管が拡張した状態であり「反応性充血」といいます。
そして、「d1褥瘡=持続する発赤」は、赤血球が血管外漏出した場合となります。発赤がある場合は、この2つを見極める必要があります。
褥瘡好発部位(骨突出部)に現れた発赤を褥瘡とするかどうかを判定する方法としては、『ガラス板圧診法』または『指押し法』が評価しやすいでしょう。
ガラス板圧診法・指押し法
『ガラス板圧診法』はガラス板、または透明プラスチック板を用いて、『指押し法』は示指で発赤部を軽く3秒ほど圧迫して、退色するか(白っぽく変化するか)どうかを確認するものです。
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