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【連載】ナースのための社会人マナー

【看護師のマナー】第3回 日頃から意識して正しい言葉遣いを

  • 公開日: 2015/7/28
  • 更新日: 2020/10/21

▼看護師のコミュニケーションとマナーについて、まとめて読むならコチラ
看護師のコミュニケーションとマナー


正しい言葉ってどんなもの?

 毎日起きて顔を洗ったり、食事をするように、毎日何気なくしている会話。コミュニケーションには一番欠かせない方法ですが、言葉を正しく選ばないと、相手に伝わらなかったり、不快感を与えてしまう恐れもあります。

 特に気をつけたいのは、流行語が交じった若者コトバ。特に学校を卒業したばかりの新社会人などは、この若者コトバをついつい使ってしまいがちです。普段友達と話すのなら、それでもかまいません。でも若者コトバは、社会では通用しません。
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 病院内には上司をはじめ、患者さんなど、自分より上世代の人がたくさんいます。こういった人たちのなかには、言葉だけで軽薄、無礼、頼りにならないという先入観を抱くケースもあります。あなた自身は親しみを込めて使ったとしても、若者コトバや流行語は年配者から見れば、不可解なものに聞こえてしまうのです。

 社会人となった今、仕事やプライベートなど、シーンや相手に応じたフレキシブルな言葉の使い分けにトライしてみましょう。

まずは「です・ます」で若者コトバから脱出!

 そう聞くと、何やらいろいろ覚えなければ、という気がしますが、実はそんなに大げさなものではありません。

 ポイントは語尾の表現。「元気そうだね」なら、「お元気そうですね」。「そうしちゃう」なら、「そうします」となります。このように、「です・ます」を語尾に使うだけで、響きがとても柔らかくなるのです。

 ただし、言葉遣いは付け焼き刃で通用するモノではありません。日頃の訓練や努力で、初めて身に付くものだということを頭に入れておきましょう。

敬語には3種類

 敬語には、「丁寧語」「尊敬語」「謙譲語」の3種類があり、それぞれ使う対象と場面が違います。ところが、この区別がわからず、ごちゃまぜに使われるケースが多いのも事実。たとえ本人に他意がなくても、周りの上司や患者さんなどには、言葉に敏感な年配の方も多くいます。ひと通りの敬語は使いこなせるようにしておきましょう。

1.目上の人と動作には尊敬語
 社会人になったばかりのあなたから見れば、出会う人のほとんどが目上のはず。こういうとき、相手や相手の動作に対して使うのが尊敬語です。

 どれも特別な決まりがないので、ひたすら覚えるしかありません。普段から積極的に使ったり、人の真似をしながら、自分のものにしていきましょう。

2.普通に丁寧に話すときは丁寧語
 「はい、私でございます」「お名前はなんとおっしゃっていますか」と、自分や相手の動作を丁寧に表現するのが丁寧語です。「お宅」「ご本」など、相手の所有物に「お・ご」を付けるパターンもあり、決まりさえ覚えればカンタンに身に付きます。ただし、公共の物や外来語、動物・植物には付けないこと。

3.自分や身内に対しては謙譲語で
 自分のことをいうときには謙譲語を使います。「見る」を「拝見する」、「行く」を「伺う」など、へりくだった表現をすることで、間接的に相手をたてるものです。

「ご苦労さま」とは?

 お礼や相手の労をねぎらって「ご苦労さま」と、ついつい言ってしまいがちですが、この言葉は自分より年齢の若い人に対して使うものです。ですから、年上の人に対して使うのは、失礼にあたります。

 この場合に使う言葉は「お疲れさまでした」「お疲れさまでございました」が正しい言葉です。せっかくの感謝やねぎらいが伝わらず、悪い印象を与えないように注意してください。

前置きはつけない

 話している最中に、「えーと」「あのー」などと言ってしまう人がいますが、職場では、こういった前置きをしてしまうと、「伝えたいことがまとまっていない」、または「よく考えてから発言していない」と思われます。伝えたいことを的確に、手短に。これがビジネスシーンでの言葉遣いの鉄則。また「はぁ」「へー」などとあいづちを打つのもやめて、返事は「はい」で。

二重敬語

 丁寧に話そうとして、「いらっしゃる」や「ご覧になる」といった敬語に、さらに尊敬語の助動詞「れる」などをつけてしまうケース。これを二重敬語といいます。たとえば「いらっしゃる」→「いらっしゃられる」、「ご覧になる」→「ご覧になられる」などが、それです。一見、きちんとした言葉のように聞こえますが、誤った使い方なので、気を付けましょう。

 次ページも引き続き正しい言葉遣いについて解説します。