日本VADコンソーシアム第4回研究集会開催のお知らせ
- 公開日: 2018/12/6
現在、医療現場において、多様な静脈アクセスデバイス(VAD: Vascular Access Device)が使用されており、多くの合併症が報告されています。
具体的には、末梢留置カテーテル(PIV)の長期および頻回使用による薬剤の血管外漏出や静脈炎、また、中心静脈カテーテル(CVC)関連の誤穿刺や血流感染等の合併症があげられます。
もちろん、これらの合併症対策については、各専門分野において議論されておりますが、本邦において統一された手技や管理方法、教育等は存在しておりません。
そこで、各専門分野のエキスパートにて、現状の問題を踏まえた上での最適な輸液治療を議論、共有し、多くの患者さんへより良い治療を提供すべく、本コンソーシアムが立ち上げられました。研究集会もこの度、4回目の研究集会となり充実した内容となっています。
開催日
2019年1月19日(土)9:00〜20:00 懇親会あり
会場
横浜シンポジア(横浜市中区山下町2 産業貿易センタービル9階)
テーマ
VADの安全対策
大会長
鈴木利保(東海大学医学部外科学系 麻酔科教授)
参加費
会員 5,000円 非会員 10,000円
申し込み方法
終了しました。
問い合わせ先
日本VADコンソーシアム事務局 E-mail:contact@j-vadc.org
プログラム
9:00~9:05 開会の挨拶
鈴木利保(東海大学医学部外科学系・麻酔科教授)
9:05~9:45 基調講演 CVCの安全対策の変遷
座長:鈴木利保(東海大学医学部外科学系・麻酔科教授)
三木 保(東京医科大学脳神経外科教授)
9:45~10:45 シンポジウム1 VADの安全対策
座長:横田美幸(がん研有明病院 副院長、麻酔科部長)
1.CVCの安全対策 事故調報告と穿刺器材(仮)
鈴木利保(東海大学医学部外科学系・麻酔科教授)
2.IVカテーテルの安全対策
加藤 実(診療教授・日本大学医学部附属板橋病院手術室部長)
11:00〜11:40 セッション1 医療機器
座長:宮坂勝之(聖路加国際大学大学院周麻酔期看護学教授)
誤接続防止コネクタの国内導入について
小池和央(PMDA 安全第一部医療機器安全課)
11:40~12:20 セッション2 栄養のセッション
座長:東口髙志(藤田医科大学医学部外科・緩和医療学講座教授)
1.VADの安全対策に役立つ知識と技術
岸 宗佑(イムス札幌消化器中央総合病院消化器内科VADセンター長)
2.輸液・栄養管理における特定行為研修修了看護師の役割
~PICC挿入・高カロリー輸液内容調整・脱水の補正~
矢野 論(多摩川病院 理事長、日本慢性期医療協会副会長、看護師特定行為研修委員会委員長)
12:20〜13:00
ランチョンセミナー PICCのセッション
13:40〜14:20 セッション3 看護師から見た安全対策
座長:金井明子(藤沢市民病院 安全対策室 感染管理認定看護師)
1.並木弥生(国際医療福祉大学三田病院 専従ICN)
2.深瀬史江(NHO横浜医療センター 感染管理認定看護師)
14:20〜15:00 スイーツセミナー 看護教育におけるバスキュラーアクセス
座長:秋山智弥(公益社団法人 日本看護協会 副会長・岩手医科大学 看護学部 特任教授)
1.筑井菜々子(地域医療振興協会JADECOM-NDC研修センター教育・指導課課長診療看護師)
2.新居田敦子(医療法人社団 三喜会 横浜新緑総合病院 感染管理認定看護師)
15:20〜16:00 セッション4 感染症のセッション
座長:森兼啓太(山形大学医学部附属病院・臨床検査部長・感染制御部長・教授)
1.野田洋子(金沢医科大学病院 医療安全部感染制御室課長 感染管理認定看護師)
2.笠原敬 (奈良県立医科大学 臨床感染症センター 准教授)
16:00〜16:40 次期会長 講演
黒田達夫(慶應義塾大学医学部 小児外科教授)
16:40〜16:45閉会の挨拶
17:00〜17:30評議委員会
18:00〜20:00 懇親会、一般演題(ポスター発表)