【連載】公益財団法人 日本医療機能評価機構 医療事故情報収集等事業 分析テーマ
個別テーマについての検討状況|第13回報告書(2008年1月〜3月)④
- 公開日: 2010/1/4
【4】リハビリテーションに関連した医療事故
平成20年1月1日から平成20年3月31日の間に報告された医療事故事例のうち「発生場所」のコード情報の中から「機能訓練室」で選択されていた事例、及びそれ以外のコードの中から、その報告内容がリハビリテーションに関連する事例のうち、今回は主に理学療法士、作業療法士、言語療法士などの関係するリハビリテーションに関連した事例5件について分析を行った(図表Ⅲ-2-13)。
(1)リハビリテーションに関連した医療事故の現状
平成20年1月1日から平成20年3月31日の間に報告されたリハビリテーションに関連する事例は、他動運動による骨折の事例が2例であり、丸椅子からの転落の事例が1例、車椅子からの移動の際の転落の事例が1例、治療的電気刺激療法後の筋挫傷の事例が1例であった。
(2)リハビリテーションに関連したヒヤリ・ハット事例の現状
本報告書では、事故の内容を「誤嚥・誤飲・窒息」、「熱傷」、「患者取り違え」、「運動による骨折・筋断裂等」、「義肢・装具」、「全身状態の悪化」、「その他」とし、リハビリテーションの種類と併せて医療事故の発生状況を整理した(図表Ⅲ-2-14)。
報告された事例の中から33件の概要を図表Ⅲ-2-15に示す。
参照:第13回報告書(PDF形式)リハビリテーションに関連した医療事故
情報提供:公益財団法人 日本医療機能評価機構 医療事故防止事業部